特許
J-GLOBAL ID:202003004535813948

試料核酸にアダプターを付着する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 山本 秀策 ,  森下 夏樹 ,  飯田 貴敏 ,  石川 大輔 ,  山本 健策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-555645
公開番号(公開出願番号):特表2020-516281
出願日: 2018年04月13日
公開日(公表日): 2020年06月11日
要約:
増幅およびシーケンシングのために一本鎖オーバーハングを有する二本鎖核酸を調製する方法が開示される。平滑末端化二本鎖核酸分子をTaqと接触させると、核酸の3’末端への単一ヌクレオチドの非鋳型特異的付加が起き、Aが最も頻繁に、続いてG、続いてCおよびTが付加される。G尾部付加は十分に頻繁であるので、アダプターへの核酸分子のライゲーションの効率は、TおよびCで尾部を付加されたアダプターを含めることにより著しく増加させることが可能である。ライゲーション効率は、尾部付加を受けることができなかった平滑末端化核酸分子にライゲーションする平滑末端化アダプターを用いてさらに増加させることが可能である。
請求項(抜粋):
分析のために核酸を調製する方法であって、 (a)5’-3’ポリメラーゼ活性および3’-5’プルーフリーディング活性を提供する1つまたは複数の酵素ならびに4つの標準ヌクレオチドタイプの作用により試料中の一本鎖オーバーハングを有する二本鎖核酸を平滑末端とするステップであって、5’末端を有する一本鎖オーバーハングが、前記ポリメラーゼ活性による相補鎖の伸長のための鋳型として働き、3’末端を有する一本鎖オーバーハングが、前記プルーフリーディング活性により消化されて平滑末端化核酸を生じる、ステップと、 (b)前記平滑末端化核酸を前記試料の他の成分から分離せずに、3’-5’プルーフリーディング機能のないポリメラーゼの作用により前記平滑末端化核酸の末端に尾部を付加するステップであって、これにより平滑末端化核酸の3’末端へのヌクレオチドの非鋳型特異的付加が実施され、Aが優先的に、次にGが優先的に、次にCまたはTが付加される、ステップと; (c)ステップ(c)の前記核酸を3’末端に単一ヌクレオチドTまたはCオーバーハングを有する少なくとも部分的に二本鎖のアダプターにアニールするステップと; (d)前記核酸を前記アダプターにライゲーションするステップと を含む、方法。
IPC (6件):
C12N 15/11 ,  C12Q 1/680 ,  C12Q 1/686 ,  C40B 40/06 ,  C12M 1/34 ,  C12M 1/00
FI (7件):
C12N15/11 Z ,  C12Q1/6806 Z ,  C12Q1/6869 Z ,  C40B40/06 ,  C12Q1/686 Z ,  C12M1/34 Z ,  C12M1/00 A
Fターム (16件):
4B029AA07 ,  4B029BB20 ,  4B029CC13 ,  4B029FA12 ,  4B029FA15 ,  4B063QA13 ,  4B063QQ12 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ58 ,  4B063QR32 ,  4B063QR62 ,  4B063QR80 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34 ,  4B063QS36 ,  4B063QX01
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
前のページに戻る