特許
J-GLOBAL ID:202003005547387720

流体式推力方向制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 黒住 智彦 ,  日野 和将 ,  松本 文彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-215236
公開番号(公開出願番号):特開2020-084779
出願日: 2018年11月16日
公開日(公表日): 2020年06月04日
要約:
【課題】「推力が偏向すべきときに偏向する」という条件(第一条件)だけでなく、「推力が偏向すべきでないときに偏向しない」という条件(第二条件)も満たすことができる、デュアルスロートノズルを用いた推力方向制御装置を提供する。【解決手段】第一絞り部12と、広がり部14と、第二絞り部15とを有するデュアルスロートノズル10を用いた推力方向制御装置において、第二絞り部15の下流側端部に形成される第二スロート16の断面積A2*を、第一絞り部12の下流側端部に形成される第一スロート13の断面積A1*よりも大きく設定することにより、ノズル10内に二次噴流FIN2を注入せずに主流FIN1のみを流入させる非偏向制御時に、広がり部14に超音速の流れが生じて、その流れがノズル内壁面から剥離しないようにすることで、意図しない推力偏向が起こらないようにした。【選択図】図6
請求項(抜粋):
ノズル内をノズル入口からノズル出口に向かって流れる主流に対し、ノズルの中途部分に設けた二次噴流注入口から二次噴流を注入することによって、主流の流れに変化を起こさせ、ノズル出口から噴出する噴流の向きを変化させる流体式推力方向制御装置であって、 ノズルが、 その上流側端部がノズル入口となり、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも小さく形成され、その下流側端部が第一スロートとなる第一絞り部と、 第一絞り部の下流側に接続され、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも大きく形成された広がり部と、 広がり部の下流側に接続され、その下流側端部の断面積がその上流側端部の断面積よりも小さく形成され、その下流側端部が第二スロートとなる第二絞り部と を有するデュアルスロートノズルとされるとともに、 第二スロートの断面積(「A2*」とする。)が、第一スロートの断面積(「A1*」とする。)よりも大きく設定されることにより、ノズル内に二次噴流を注入せずに主流のみを流入させる非偏向制御時に、広がり部に超音速の流れが生じて、その流れがノズル内壁面から剥離しないようにすることで、意図しない推力偏向が起こらないようにした ことを特徴とする流体式推力方向制御装置。
IPC (1件):
F02K 9/80
FI (1件):
F02K9/80
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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