特許
J-GLOBAL ID:202003010704700805

バイオマス原料を用いたガス化炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西澤 利夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-247686
公開番号(公開出願番号):特開2020-105451
出願日: 2018年12月28日
公開日(公表日): 2020年07月09日
要約:
【課題】バイオマス原料を用い、装置の小型化が可能で、炉の壁面に灰分層が付着して処理されるバイオマス原料の流れを邪魔することなく、処理されるバイオマス原料の流れをスムーズとし、ガス化炉の壁を高温腐食から守りメンテナンスをできるだけ少なくすることができ、より効率的に還元ガスを生成できるガス化炉を提供する。【解決手段】ガス化炉は、投入されたバイオマス原料を密閉し、乾燥し高温状態で炭化させる炭化層と、炭化層で炭化されたバイオマス原料に酸化剤を酸化剤取込口から送り込んで燃焼ガスを発生させる燃焼部と、燃焼部の下方で、燃焼部からの燃焼ガスを還元ガスにして取り出す還元部を有し、さらに、ホッパー部の炉体下部ガス出口に傾斜拡大部が設置され、傾斜拡大部の上部とホッパーの下部内壁が灰分層堰止め部を形成するとともに、ガス化処理の際、傾斜拡大部の下方の一部が還元層に埋設されていることを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
バイオマス原料を用いて固定床ダウンドラフト式で還元ガスを生成させるガス化炉において、 上方にバイオマス原料を投入するための投入部を有し、下方が徐々に縮径し、底部が炉体下部ガス出口となっているホッパー部、及び前記ホッパー部の下方に設けられ、炭層を収容する円筒体よりなるガス化炉ハウジングと、 前記ホッパー部内で上側部分に位置し、前記投入部から投入された前記バイオマス原料を密閉し、乾燥し高温状態で炭化させる炭化層と、 前記ホッパー部内で前記炭化部の下方に位置し、前記炭化部で炭化された前記バイオマス原料に酸化剤を酸化剤取込口から送り込んで燃焼ガスを発生させる燃焼層と、 前記燃焼層の下方で、前記円筒体の内部に位置し、前記燃焼層からの前記燃焼ガスを還元ガスにして取り出す還元層を有し、 さらに、前記ホッパー部の前記炉体下部ガス出口に傾斜拡大部が設置され、前記傾斜拡大部の上部と前記ホッパーの下部内壁が灰分層堰止め部を形成するとともに、ガス化処理の際、前記傾斜拡大部の下方の一部が前記還元層に埋設されていることを特徴とするガス化炉。
IPC (4件):
C10J 3/26 ,  C10J 3/02 ,  H01M 8/12 ,  H01M 8/060
FI (4件):
C10J3/26 ,  C10J3/02 M ,  H01M8/12 101 ,  H01M8/0606
Fターム (7件):
5H126BB06 ,  5H127AA07 ,  5H127AB21 ,  5H127BA06 ,  5H127BA11 ,  5H127BB02 ,  5H127EE12
引用特許:
審査官引用 (5件)
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