特許
J-GLOBAL ID:202003016796518569

マイクロ流体分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 杉村 憲司 ,  杉村 光嗣 ,  色部 暁義
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-570912
公開番号(公開出願番号):特表2020-525769
出願日: 2018年06月21日
公開日(公表日): 2020年08月27日
要約:
【解決手段】核酸分析物が付着する付着部位を含む第1区域と、付着部位をわたって第1流動媒体を流すことによって核酸を漸進的に核酸構成ヌクレオシド三リン酸に加ピロリン酸分解する第1経路と、付着部位周りからのヌクレオシド三リン酸を除去する第2経路と、第2経路において、水不混和性キャリアの水性微小液滴からなる第2媒体を生み出す手段と、光学的に媒介されるエレクトロウェッティングを用いて微小液滴を操作する微小液滴操作区域であり、微小液滴操作区域は、第1複合壁であり、第1透明基板、第1透明基板上の、70〜250nmの厚さを有する第1透明導体層、第1透明導体層上の、300〜1000nmの厚さを有し、400〜1000nmの波長範囲の電磁照射によって活性化される光活性層、及び第1透明導体層上の、120〜160nmの厚さを有する第1誘電体層を含む第1複合壁と、第2複合壁であり、第2基板、第2基板上の、70〜250nmの厚さを有する第2導体層、及び任意に、第2導体層上の、120〜160nmの厚さを有する第2誘電体層を含む第2複合壁と、からなり、第1誘電体層及び第2誘電体層の露出面は、10μm未満の間隔で配置されて、微小液滴を含むように適合されるマイクロ流体空間を画定する、微小液滴操作区域と、第1複合壁及び第2複合壁にわたって、第1透明導体層及び第2導体層を接続する電圧を供給する交流電源と、光活性層に衝突させて、第1誘電体層の表面上の対応する第1一過性エレクトロウェッティング箇所を誘起するように適合される光励起層のバンドギャップより高いエネルギを有する第1電磁放射源と、一過性エレクトロウェッティング箇所の配置を変えることにより、少なくとも1つの第1エレクトロウェッティング経路を生成し、第1エレクトロウェッティング経路に沿って微小液滴を移動させることができるように、光活性層上での電磁照射の衝突点を操作する手段と、微小液滴操作区域の下流に配置され、又は微小液滴操作区域と一体の、検出区域と、検出区域で微小液滴に衝突するように適合される第2電磁放射源、及び微小液滴から放射される蛍光又はラマン散乱を検出する検出器を備える蛍光又はラマン散乱検出システムと、を備える、核酸分析物を調査する装置を提供する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
核酸分析物が付着する付着部位を含む第1区域と、 前記付着部位をわたって第1流動媒体を流すことによって核酸を漸進的に核酸構成ヌクレオシド三リン酸に加ピロリン酸分解する第1経路と、 前記付着部位周りからのヌクレオシド三リン酸に関する第2経路と、 前記第2経路において、水不混和性キャリアの水性微小液滴からなる第2媒体を生み出す手段と、 光学的に媒介されるエレクトロウェッティングを用いて前記微小液滴を操作する微小液滴操作区域であり、前記微小液滴操作区域は、 第1複合壁であり、 第1透明基板、 前記第1透明基板上の、70〜250nmの厚さを有する第1透明導体層、 前記第1透明導体層上の、300〜1000nmの厚さを有し、400〜1000nmの波長範囲の電磁照射によって活性化される光活性層、及び 前記第1透明導体層上の、120〜160nmの厚さを有する第1誘電体層 を含む第1複合壁と、 第2複合壁であり、 第2基板、 前記第2基板上の、70〜250nmの厚さを有する第2導体層、及び 前記第2導体層上の、120〜1600nmの厚さを有する第2誘電体層 を含む第2複合壁と、 からなり、前記第1誘電体層及び第2誘電体層の露出面は、10μm未満の間隔で配置されて、微小液滴を含むように適合されるマイクロ流体空間を画定する、微小液滴操作区域と、 前記第1複合壁及び第2複合壁にわたって、前記第1透明導体層及び第2導体層を接続する電圧を供給する交流電源と、 前記光活性層に衝突させて、前記第1誘電体層の表面上の対応する第1一過性エレクトロウェッティング箇所を誘起するように適合される光励起層のバンドギャップより高いエネルギを有する少なくとも1つの第1電磁放射源と、 前記一過性エレクトロウェッティング箇所の配置を変えることにより、少なくとも1つの第1エレクトロウェッティング経路を生成し、前記第1エレクトロウェッティング経路に沿って前記微小液滴を移動させることができるように、前記光活性層上での電磁照射の衝突点を操作する手段と、 前記微小液滴操作区域の下流に配置され、又は前記微小液滴操作区域と一体の、検出区域と、 前記検出区域で前記微小液滴に衝突するように適合される第2電磁放射源、及び前記微小液滴から放射される蛍光又はラマン散乱を検出する検出器を備える蛍光又はラマン散乱検出システムと、 を備える、核酸分析物を調査する装置。
IPC (5件):
G01N 35/08 ,  G01N 21/65 ,  G01N 37/00 ,  G01N 33/50 ,  C12M 1/00
FI (5件):
G01N35/08 B ,  G01N21/65 ,  G01N37/00 101 ,  G01N33/50 P ,  C12M1/00 A
Fターム (25件):
2G043AA01 ,  2G043CA03 ,  2G043DA01 ,  2G043DA05 ,  2G043GB01 ,  2G043GB02 ,  2G043GB16 ,  2G043GB21 ,  2G045AA35 ,  2G045DA13 ,  2G045DA14 ,  2G045FA28 ,  2G058DA01 ,  2G058DA07 ,  2G058EA14 ,  2G058GA06 ,  4B029AA07 ,  4B029BB20 ,  4B029CC02 ,  4B029FA15 ,  4B063QA13 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QS39 ,  4B063QX01
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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