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J-GLOBAL ID:202102210198238307   整理番号:21A0328733

「モニタリングサイト1000」として知られている海藻群落の日本全国長期モニタリング調査:10年の概観と将来の展望

Japan’s nationwide long-term monitoring survey of seaweed communities known as the “Monitoring Sites 1000”: Ten-year overview and future perspectives
著者 (16件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: 12-30  発行年: 2021年01月 
JST資料番号: W0962A  ISSN: 1322-0829  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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「モニタリングサイト1000」-日本の長期モニタリング調査を,生物多様性の保護のための日本政府の政策に基づき,2003年に制定した。生態学的調査は15年間に渡り,日本の約1000か所で様々なタイプの生態系について行われ,100年間実施する予定となっている。2008年以降,海藻群落については,日本の亜寒帯および温帯地域のケルプ(例えば,SaccharinaとEcklonia;Laminalles)およびSargassum(Fucales)群落に焦点を当て,6か所でモニタリングをしてきた。これらのキャノピー形成海藻が最も豊富である季節に年間調査を行った。海岸線対して垂直に横切る様に配置した永久方形区による非破壊方形区サンプリング法を用いて,これらの地点における海藻の種組成,被覆率および垂直分布を決定した。一方,破壊的サンプリングを5年ごとに行い,バイオマスを測定した。キャノピー形成種Saccharina japonica(var.japonica)およびEcklonia cavaの発生は,それぞれ,室蘭(北海道南西部)および下田(本州中部太平洋沿岸)で安定しているようであった。一方,九州南部の薩摩-長島地区のEcklonia radicosa(=Eckloniopsis radicosa)の被覆率は,2016年に生息場所からの突然消失するまで高度に変化した。E.radicosaの葉状体は,草食性魚による摂食でその葉の多くが失われ,これが減少の一因である可能性があった。環境変化に関連した群集構造の遷移もいくつかの他の地域で観察された。災害前および災害後のデータから,2011年の地震および津波災害の影響が明らかになったたが,これには,海底沈下による,本州北部太平洋沿岸の志津川地区における,Ecklonia bicyclis (= Eisenia bicyclis)垂直分布のより浅瀬へのシフトが含まれる。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  植物学一般  ,  植物生態学 

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