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J-GLOBAL ID:202102210314488012   整理番号:21A0083830

有機金属複合体は宿主細胞へのChikungunyaウイルス侵入を強く阻害する【JST・京大機械翻訳】

Organometallic Complex Strongly Impairs Chikungunya Virus Entry to the Host Cells
著者 (16件):
資料名:
巻: 11  ページ: 608924  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Chikungunya熱は,Aedes sp.蚊のメスの咬合により伝達されるChikungunyaウイルス(CHIKV)によって引き起こされる疾患である。症状には,発熱,筋痛,皮膚発疹,および重度の関節痛が含まれる。疾患は,月または数年間,慢性状態および関節痛に発症する可能性がある。現在,CHIKV感染に対する効果的な抗ウイルス治療はない。天然化合物に基づく処理は,天然分子およびそれらの誘導体を用いて多くの薬剤が生産されるため,広く研究されている。α-フェランドレン(α-Phe)は,ルテニウムの配位子である天然に存在する有機化合物であり,有機金属錯体[Ru_2Cl_4(p-シメン)_2](RcP)を形成する。有機金属錯体は,関連する生物学的性質を示す化合物の新しい生成に対する候補分子として有望であるが,これらの錯体の抗CHIKV活性に関する知識は不足している。本研究では,in vitroでのCHIKV感染に及ぼすRcPとその前駆体,水和物ルテニウム(III)クロリド塩(RuCl_3・xH_2O)(Ru)とα-Pheの影響を評価した。これに対し,BHK-21細胞は,化合物の存在下または非存在下で16時間,ナノルシフェラーゼリポーター遺伝子を有するウイルス構築物,CHIKV-ナノルシフェラーゼ(CHIKV-ナノluc)に感染した。感染性に及ぼす細胞毒性と影響を分析した。結果は,RcPが選択的インデックス>40により判定された強い治療可能性を示した。CHIKV複製サイクルの異なる段階に及ぼすRcPの抗ウイルス効果を調べた。結果は,それが非細胞毒性濃度で77%のウイルス複製を減少させるウイルス感染の初期段階に影響を及ぼすことを示した。さらなる分析は,ウイルス感染性を完全に阻止する化合物の殺ウイルス活性を示した。in silico分子ドッキング計算は,RcPの芳香族環とE2エンベロープCHIKV糖蛋白質のアミノ酸のループの間の異なる結合相互作用を,主に疎水性相互作用を介して示唆した。さらに,赤外分光法スペクトル分析は,CHIKV糖蛋白質とRcPの相互作用を示した。これらのデータは,RcPがCHIKV粒子に作用し,宿主細胞へのウイルス侵入を破壊することを示唆する。したがって,RcPは抗CHIKV薬の開発に対する強力な候補になるかもしれない。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (3件):
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抗ウイルス薬の基礎研究  ,  ウイルス感染の生理と病原性  ,  感染症・寄生虫症一般 
引用文献 (60件):
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