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J-GLOBAL ID：202102211929280125   整理番号：21A0183473

Si(111)表面上のCa誘起再構成における変態動力学

Transformation dynamics in Ca-induced reconstructions on Si(111) surface

著者 (3件)： SEKIGUCHI Takeharu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  NAGAO Tadaaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HASEGAWA Shuji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web)  (e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web))
巻： 1  ページ： 26-32(J-STAGE)  発行年： 2003年 
JST資料番号： U0016A  ISSN： 1348-0391  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： その場高温走査トンネル顕微鏡(STM)によるSi(111)上のCa吸着時の表面再構成間の逐次変換を調べた。Ca被覆率が増加すると3×1,5×1,7×1,2×1の一連の縞状超構造が形成されたが,それらの変態挙動は基板温度に依存した。これらの変換の際のステップ位置のシフトと単一STM画像で共存するこれらの構造間の詳細な比較から,これらの縞状構造は全て,2種類のSi鎖,ハニカムおよびSeiwatz鎖の規則的配列から成ることを確認した。さらに,高被覆率の縞が低被覆率縞相のドメインで核形成するとき,低被覆率の縞はドメイン内で完全にシフトし,相外境界を取り除くことを見出した。Si鎖の逐次再結合を含む変換の原子論的モデルを提案した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ケイ素 ,  結晶面 ,  *表面再構成 ,  *カルシウム ,  電子顕微鏡観察 ,  被覆率 ,  温度依存性 ,  ステップ ,  表面緩和 ,  単結晶 ,  ハニカム構造 ,  核形成 ,  *吸着
準シソーラス用語： 走査型ゲート顕微鏡法

分類 (2件)： 固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P)

引用文献 (38件)：

• [1]V. G. Lifshits, A. A. Saranin, A. V. Zotov, Surface Phases on Silicon, (Wiley, Chichester, 1994).
• [2]H. Daimon and S. Ino, Surf. Sci. 164, 320, (1985).
• [3]G. Le Lay, Surf. Sci. 132, 169 (1983).
• [4]T. Okuda, H. Shigeoka, H. Daimon, S. Suga, T. Kinoshita, A. Kakizaki, Surf. Sci. 321, 105 (1994).
• [5]K. Sakamoto, T. Okuda, H. Nishimoto, H. Daimon, S. Suga, T. Kinoshita, A. Kakizaki, Phys. Rev. B 50, 1725 (1994).

タイトルに関連する用語 (6件)： Si ,  Ca ,  誘起 ,  再構成 ,  変態 ,  動力学