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J-GLOBAL ID:202102215029032129   整理番号:21A2113443

脳ウェルネスのための神経幹細胞におけるSlc38a1発現のテアニンによる選択的アップレギュレーション【JST・京大機械翻訳】

Selective Upregulation by Theanine of Slc38a1 Expression in Neural Stem Cell for Brain Wellness
著者 (6件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 347  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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テアニンは,グルタミン酸(Glu)およびGABAよりもグルタミン(GLN)に類似のアミド部分を有する緑茶に豊富に存在するアミノ酸であり,それは脳におけるアミノ酸神経伝達物質としてよく知られている。テアニンは,カテキンとタンニンで認められるように,緑茶でより濃縮される抗酸化特性に必要なポリフェノールとフラボノイド構造を持たない。ラット脳シナプトソームにおける[3H]GLNの取り込みのこの外因性アミノ酸テアニンによる顕著な阻害を示した。内因性アミノ酸として遍在する役割の他に,GLNは脳内のグルタミン酸作動性ニューロンで神経伝達物質プールに隔離された神経伝達物質Gluの主要な前駆体であると考えられている。GLN輸送体溶質キャリア38a1(Slc38a1)は,グルタミナーゼによるGluへの細胞内変換およびその後のニューロンにおけるシナプス小胞での隔離に対する細胞外GLNの取り込みで重要な役割をする。しかし,Slc38a1は神経表現型を特徴とする未分化神経前駆細胞(NPC)によっても発現する。NPCは,自己再生のために増殖し,ニューロン,星状細胞およびオリゴデンドロサイトのようないくつかの娘細胞系統に分化する,原始幹細胞に由来する。テアニンによるin vitro培養は,NPCにおけるSlc38a1転写物発現の選択的アップレギュレーションと共に,新しいニューロンの発生の顕著な促進をもたらす。本レビューにおいて,これまでに蓄積された知見に基づいて,未分化NPCにより発現されたSlc38a1に焦点を当てて,神経発生促進に関連する分子メカニズムを介して,脳ウェルネスに対するテアニンの新しい神経因果的役割について言及する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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生薬の薬理の基礎研究 
引用文献 (81件):
  • Biegon, A.; Liraz-Zaltsman, S.; Shohami, E. Stimulation of N-methyl-d-aspartae receptors by exogenous and endogenous ligands improves outcome of brain injury. Curr. Opin. Neurol. 2018, 31, 687-692.
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