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J-GLOBAL ID:202102217903719025   整理番号:21A2238032

ガバペンチンとデュロキセチンは,マウスの脊髄において細胞外シグナル調節キナーゼ1/2(ERK1/2)リン酸化を阻害することによりオキサリプラチンおよびパクリタキセル誘発末梢神経障害を予防する【JST・京大機械翻訳】

Gabapentin and Duloxetine Prevent Oxaliplatin- and Paclitaxel-Induced Peripheral Neuropathy by Inhibiting Extracellular Signal-Regulated Kinase 1/2 (ERK1/2) Phosphorylation in Spinal Cords of Mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 30  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7257A  ISSN: 1424-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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化学療法誘発性末梢神経障害は,治療停止または線量減少をもたらすことができる治療を制限する一般的な因子である。カルシウムチャンネル阻害剤,ガバペンチン,セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害剤,デュロキセチンは,慢性腰痛,帯状疱疹後神経痛および糖尿病性神経障害のような各種の痛み状態を治療するために使用される。ガバペンチンの投与は,ラットでオキサリプラチンおよびパクリタキセルが誘導する機械的痛覚過敏を抑制することが報告されている。さらに,デュロキセチンはラットにおいてオキサリプラチン誘発性の寒冷アロディニアを抑制することが示されている。しかしながら,これら薬剤がオキサリプラチンおよびパクリタキセルが誘導する神経障害を予防する機構は,不明のままである。行動分析は,コールドプレートとvon Frey試験を用いて行った。蛋白質の発現レベルは,ウェスタンブロット分析を用いて調べられた。この研究では,ガバペンチンとデュロキセチンがマウスにおけるオキサリプラチンとパクリタキセルが誘導する神経障害を予防する機構を検討した。ガバペンチンおよびデュロキセチンは,オキサリプラチンおよびパクリタキセルが誘導する寒冷および機械的アロディニアの発生を抑制した。さらに,著者らの結果は,ガバペンチンとデュロキセチンがマウスの脊髄における細胞外シグナル調節プロテインキナーゼ1/2(ERK1/2)リン酸化を抑制することを明らかにした。さらに,PD0325901は,マウスの脊髄におけるERK1/2活性化を阻害することにより,オキサリプラチンおよびパクリタキセル誘発神経障害様疼痛挙動の発生を抑制した。まとめると,著者らの知見は,ガバペンチン,デュロキセチン,およびPD0325901が,マウスにおけるERK1/2リン酸化を阻害することにより,オキサリプラチンおよびパクリタキセル誘発神経障害様疼痛挙動の発症を予防することを示唆する。このため,ERK1/2燐酸化の阻害は,オキサリプラチンおよびパクリタキセルが誘導する神経障害に対する効果的な予防戦略になる。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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神経の基礎医学  ,  神経系一般  ,  解熱鎮痛薬の基礎研究  ,  バイオアッセイ  ,  感覚系一般 
引用文献 (66件):
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  • Forsyth, P.A.; Balmaceda, C.; Peterson, K.; Seidman, A.D.; Brasher, P.; DeAngelis, L.M. Prospective study of paclitaxel-induced peripheral neuropathy with quantitative sensory testing. J. Neurooncol. 1997, 35, 47-53.
  • Kaley, T.J.; Deangelism, L.M. Therapy of chemotherapy-induced peripheral neuropathy. Br. J. Haematol. 2009, 145, 3-14.
  • Carozzi, V.A.; Canta, A.; Chiorazzi, A. Chemotherapy-induced peripheral neuropathy: What do we know about mechanisms? Neurosci. Lett. 2015, 596, 90-107.
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