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J-GLOBAL ID:202102218651775825   整理番号:21A2858225

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤,デス-フルオロ-シタグリプチンはアポリポ蛋白質E欠損マウスにおける内皮機能を改善し,アテローム性動脈硬化病変形成を減少させる【JST・京大機械翻訳】

A Dipeptidyl Peptidase-4 Inhibitor, Des-Fluoro-Sitagliptin, Improves Endothelial Function and Reduces Atherosclerotic Lesion Formation in Apolipoprotein E-Deficient Mice
著者 (22件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 265-276  発行年: 2012年 
JST資料番号: C0559C  ISSN: 0735-1097  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤,デス-フルオロ-シタグリプチン(DFS)の抗アテローム形成作用を調べることであった。抗型2型糖尿病薬,ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤の新しいクラスは,活性グルカゴン様ペプチド(GLP)-1のレベルを増加させることによりグルコース代謝を改善する。内皮機能は,DFS有りまたは無しの高脂肪食を与えたアポリポ蛋白質E欠損マウスにおける大動脈輪およびアテローム性動脈硬化病変発生を用い,アセチルコリンが誘導する内皮依存性血管弛緩により検討し,DFSの抗アテローム生成効果を,培養ヒトマクロファージおよび内皮細胞で検討した。活性GLP-1の血漿レベルを,冠動脈疾患の有無の患者において測定した。DFSは,内皮機能不全を有意に改善し(10-4mol/lアセチルコリンで89.9±3.9%対79.2±4.3%弛緩,p<0.05),内皮一酸化窒素シンターゼ燐酸化の増加および動脈硬化病変領域の減少と関係した(17.7%[15.6%から25.8%]対24.6%[19.3%から34.6%],p<0.01)。培養ヒトマクロファージにおいて,DFSは,GLP-1単独と比較して,サイクリックアデノシン一リン酸のGLP-1誘導サイトゾルレベルを有意に増加させ,c-jun N-末端キナーゼと細胞外シグナル調節キナーゼ1/2および核因子-κB p65核転座を,環状アデノシン一リン酸/蛋白質キナーゼA経路を介し阻害し,リポ多糖類に反応した炎症性サイトカイン(すなわち,インターロイキン-1-β,インターロイキン-6および腫瘍壊死因子-α)および単球走化性蛋白質-1産生を抑制した。DFS増強GLP-1活性は,GLP-1単独と比較して,内皮一酸化窒素シンターゼリン酸化を維持し,内皮老化とアポトーシスを減少させた。ヒト研究において,活性GLP-1の空腹時レベルは,冠状動脈疾患を有する患者において,(3.10pmol/l[2.40から3.62pmol/l]対4.00pmol/l[3.10から5.90pmol/l],p<0.001)より有意に低かった。DPP-4阻害剤DFSはマクロファージと内皮におけるGLP-1活性の増強を介して抗アテローム形成効果を示した。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
血管作用薬・降圧薬の基礎研究  ,  循環系の基礎医学 

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