抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多年生のサトウキビ(Saccharum spp.hybrid)は,熱帯・亜熱帯地域で製糖原料として大規模に栽培され,日本では沖縄,鹿児島などの南西諸島で栽培されている.しかし,小規模の黒糖生産は種子島以北の九州各地(寺内ら2013)や東海地方でも行われてきており,最近,地産地消の観点や六次産業化に寄与する特産品として黒糖生産があらためて注目されている.近年の地球規模の温暖化や極早生品種の育成などにより,これまでサトウキビ栽培には適さないと考えられていた千葉県などの関東地方でも栽培されており(岡田2016),今後,温暖化が進めば栽培可能な地域がさらに北上すると考えられる.しかしながら,寒冷地でのサトウキビ栽培に関する知見は見当たらない.本研究では,冬期間ハウス内で育苗し,5月下旬に圃場に移植する栽培方法で,東北地方におけるサトウキビ栽培の可能性を検討した.(著者抄録)