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J-GLOBAL ID：202102220805600931   整理番号：21A0132568

Mg-8%Al-1%Zn-1%Ca合金中板材の機械的特性に及ぼす圧延温度および焼鈍温度の影響

Effects of Rolling Temperature and Annealing Temperature on Mechanical Properties of Mg-8%Al-1%Zn-1%Ca Alloy Medium Plates

著者 (7件)： 斎藤尚文 (国立研究開発法人産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門) ,  鈴木一孝 (国立研究開発法人産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門) ,  福田裕太 (権田金属工業株式会社 マグネシウム課) ,  伊藤友美 (権田金属工業株式会社 マグネシウム課) ,  野田雅史 (権田金属工業株式会社 マグネシウム課) ,  権田善夫 (権田金属工業株式会社 マグネシウム課) ,  千野靖正 (国立研究開発法人産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 84  号： 12  ページ： 391-398(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 圧延および焼なましMg-8mass%Al-1mass%Zn-1mass%Ca(AZX811)合金板の機械的性質とミクロ組織を調査した。圧延温度の影響を調べるために,試料を623Kと723Kで圧延して作製し,続いて473Kで焼なましを行った。Al-Ca化合物のサイズは,623K圧延試料よりも723K圧延試料の方が微細であった。623K圧延試料と比較して,723K圧延試料の高い引張強度と伸びは,前者のAl-Ca化合物の微細さに起因した。さらに,焼なまし温度が723K圧延AZX811合金の機械的性質とミクロ組織に及ぼす影響を調べた。これらの研究の結果,焼なまし温度を573Kに設定した場合,耐力の低下と破壊伸びの増加が観察された。これは主に,サイズが10μm以下の粒径の割合の低下,基底集合組織強度の低下,および微細Mg₁₇Al₁₂析出物の固溶体の減少に起因した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  亜鉛含有合金 ,  カルシウム含有合金 ,  *圧延 ,  *焼なまし ,  *引張強さ ,  *金属組織 ,  温度依存性 ,  降伏強さ ,  伸び ,  集合組織 ,  析出物 ,  結晶粒微細化 ,  機械的性質 ,  微細構造
準シソーラス用語： AZX811 ,  破断伸び

著者キーワード (10件)： 難燃性マグネシウム合金 ,  圧延 ,  微細構造 ,  テクスチャ ,  機械的性質 ,  難燃性マグネシウム合金 ,  圧延 ,  微細構造 ,  テクスチャ ,  機械的性質

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (19件)：

• 1) S. Akiyama, H. Ueno, M. Sakamoto, H. Hirai and A. Kitahara: Materia Japan 39 (2000) 72-74.
• 2) H. Mori and N. Uehigashi: J. JILM 66 (2016) 226-232.
• 3) Y. Chino, K. Shimizu, M. Noda, K. Yoshida, H. Ueda, T. Ishikawa, M. Taguchi, K. Yamada, T. Horiya and H. Mori: J. JILM 69 (2019) 22-29.
• 4) Z. Jiang, B. Jiang, H. Yang, Q. Yang, J. Dai and F. Pan: J. Alloy. Compd. 647 (2015) 357-363.
• 5) H. Watanabe, M. Yamaguchi, Y. Takigawa and K. Higashi: Mater. Trans. 49 (2008) 1262-1269.

タイトルに関連する用語 (4件)： Mg ,  機械的特性 ,  圧延温度 ,  焼鈍温度