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J-GLOBAL ID：202102223319693269   整理番号：21A0255806

宇宙形状可変鏡における複数アクチュエーションの連成とヒステリシス

Coupling and Hysteresis Characteristics during Multiple Actuation in Shape-deformable Space Reflector

著者 (7件)： 武田真司 (東京工業大学工学院機械系) ,  小出紗英 (東京工業大学工学院機械系) ,  大本圭祐 (東京工業大学工学院機械系) ,  坂本啓 (東京工業大学工学院機械系) ,  田中宏明 (防衛大学校システム工学群航空宇宙工学科) ,  石村康生 (早稲田大学総合機械工学科) ,  大熊政明 (東京工業大学工学院機械系)
資料名： 航空宇宙技術(Web)  (Aerospace Technology Japan, the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences (Web))
巻： 19  ページ： 151-158(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0120A  ISSN： 1884-0477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無線天文衛星による空間における100GHz以上のマイクロ波の観測のために,本研究では形状変形可能なアンテナ反射器を開発している。アンテナ反射器プロトタイプの特定の部分が変形するとき,全反射体が部分変形によって影響を受ける。本研究の目的は,まず,反射器変位における結合の影響を明らかにすることである。第二に,本研究では,変位結合の影響下での圧電歪フィードバックシステムによるヒステリシス除去の性能評価を試みている。これらの目的を達成するために,本研究では,多重アクチュエータが同時に駆動されるときのフィードバック制御の下で,変位結合,圧電歪と反射器変位の間の関係,および残留反射器変位誤差を定量化している。その結果,本研究は,反射体表面変形における無視できない結合効果と応力履歴依存性があり,フィードバックシステムの精度の限界を引き起こすことを明らかにしている。これらの実験観察に基づいて,本論文では,これらの問題を解決する可能性のある3つの設計改善計画を提示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *天文衛星 ,  *反射形アンテナ ,  変形 ,  補正 ,  歪 ,  アクチュエータ ,  ヒステリシス

著者キーワード (8件)： 電波天文衛星 ,  形状変形可能反射器 ,  カップリング ,  ヒステリシス ,  電波天文衛星 ,  形状変形可能反射器 ,  カップリング ,  ヒステリシス

分類 (2件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (10件)：

• 1) 小川英夫: 電波天文分野におけるテラヘルツ波帯の利用及び受動デバイスの動向,第2 回テラヘルツ波帯の情報通信利用に関する調査検討会(総務省近畿総合通信局),2010.
• 2) Greenhouse, M. A.: The James Webb Space Telescope: Mission Overview and Status, AIAA SPACE 2012 Conference & Exposition, AIAA Paper 2012-5100, 2012.
• 3) Warden, R. M.: Cryogenic Nano-Actuator for JWST, Proceedings of the 38th Aerospace Mechanism Symposium, 2006.
• 4) 田中宏明,坂本啓,石村康生,小木曽望,池田忠繁,古谷寛,渡辺和樹,及川祐,倉冨剛: 高精度形状可変鏡の初期実験モデルの開発,第57 回宇宙科学技術連合講演会,1K07,2013.
• 5) Inagaki, A., Sakamoto, H., Tanaka, H., Ishimura, K. and Okuma, M.: Experimental Study of Reflector Shape Control under Various Thermal Conditions, 2nd AIAA Spacecraft Structures Conference, AIAA paper 2015-1398, 2015.

タイトルに関連する用語 (3件)： 宇宙 ,  形状可変鏡 ,  ヒステリシス