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J-GLOBAL ID:202102231635730736   整理番号:21A2114591

HPLC-ICP-MSによるヒト血清蛋白質へのルテニウムピリチオン化学療法候補の結合速度論【JST・京大機械翻訳】

Binding Kinetics of Ruthenium Pyrithione Chemotherapeutic Candidates to Human Serum Proteins Studied by HPLC-ICP-MS
著者 (10件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 1512  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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癌治療のためのルテニウム系錯体の開発は,種々の薬理学的研究を必要とし,それらの1つは血清蛋白質に対する薬物結合動力学である。本研究では,スペシエーション分析を用いて,ヒト血清蛋白質によるルテニウム系薬物候補の速度論を研究した。2つのルテニウム(Ru)錯体,すなわち[(6-p-シメン)Ru(1-ヒドロキシピリジン-2(1H)-チオナト)Cl](1)と[(6-p-シメン)Ru(1-ヒドロキシピリジン-2(1H)-チオナト)pta]PF_6(2)(pta=1,3,5-トリアザ-7-ホスファアダマンタン)を選択した。速度論研究の前に,関連する媒体におけるそれらの安定性を核磁気共鳴(NMR)によって確認した。ヒト血清トランスフェリン(Tf),アルブミン(HSA)及び免疫グロブリンG(IgG)に結合したそれらから非結合Ru種の分離のために,対流相互作用媒体(CIM)蛋白質G及びジエチルアミノ(DEAE)ディスクを組み立てるコンジョイント液体クロマトグラフィー(CLC)モノリスカラムを用いた。溶出した蛋白質をUV分光分析(278nm)によってモニターし,一方,Ru種をポストカラム同位体希釈誘導結合プラズマ質量分析(ID-ICP-MS)によって定量化した。クロリド(1)とpta複合体(2)の血清蛋白質への結合動力学を,ヒト血清とのインキュベーション後5分から48時間まで追跡した。両Ru錯体は主にHSAと相互作用した。錯体(1)は,錯体(2)よりHSAとより速くより広範な相互作用を示した。複合体(1)の平衡濃度は,インキュベーション後6時間で得られ,約70%の化合物がHSAに結合され,5%がIgGと会合し,25%が未結合であった。対照的に,錯体(2)とHSAとの相互作用率ははるかに遅く,そして,錯体(2)の約50%がHSAに結合され,そして,50%が未結合のままであるとき,インキュベーション後24時間で平衡濃度が得られた。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  蛋白質・ペプチド一般 
引用文献 (44件):
  • Ferlay, J.; Colombet, M.; Soerjomataram, I.; Mathers, C.; Parkin, D.M.; Piñeros, M.; Znaor, A.; Bray, F. Estimating the global cancer incidence and mortality in 2018: GLOBOCAN sources and methods. Int. J. Cancer 2019, 144, 1941-1953.
  • Muhammad, N.; Guo, Z. Metal-based anticancer chemotherapeutics. Curr. Opin. Chem. Biol. 2014, 19, 144-c153.
  • Dasari, S.; Tchounwou, P.B. Cisplatin in cancer therapy: Molecular mechanisms of action. Eur. J. Pharmacol. 2014, 0, 364-378.
  • National Cancer Institute. Available online: https://www.cancer.gov/about-cancer/treatment/clinical-trials/intervention/carboplatin (accessed on 28 February 2020).
  • Stojanovska, V.; Prakash, M.; McQuade, R.; Fraser, S.; Apostolopoulos, V.; Sakkal, S.; Nurgali, K. Oxaliplatin Treatment Alters Systemic Immune Responses. BioMed. Res. Internat. 2019. ID 4650695.
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