文献

J-GLOBAL ID：202102232314951694   整理番号：21A0425877

ロール混練工程において混練時間および温度が天然ゴム中の2,6-ジメトキシフェノール含量に及ぼす影響

Effects of Mixing Time and Temperature on 2,6-Dimethoxyphenol Content in Natural Rubber during the Roll Mixing Process

著者 (1件)： 鷲家洋彦 (兵庫県工技セ)
資料名： におい・かおり環境学会誌  (Journal of Japan Association on Odor Environment)
巻： 52  号： 1  ページ： 35-38  発行年： 2021年01月25日 
JST資料番号： S0864A  ISSN： 1348-2904  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天然ゴムのロール混練工程において,混練時間および温度が天然ゴムの臭気物質の1つである2,6-ジメトキシフェノール含量に及ぼす影響を検討した.イソプレンゴムの標準試料によってHS-SPME-GC/MSで作成した検量線は概ね直線性を示した.ミキシングロールによる機械的せん断作用により,混練時間の経過とともに天然ゴム中の2,6-ジメトキシフェノールの量は減少した.その減少量は混練時間よりロール設定温度の影響が大きいことがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *天然ゴム ,  加工 ,  *混練 ,  *臭気物質 ,  GC-MS分析 ,  イソプレンゴム ,  固相抽出 ,  温度依存性 ,  時間依存性
準シソーラス用語： 混練加工 ,  SPME ,  SPME-GC-MS

分類 (1件)： ゴム  (YH07020M)

物質索引 (1件)： 2,6-ジメトキシフェノール

引用文献 (6件)：

• Juntarachat N., Bouvier N., Lepoutre J.P., Roland A., Sainte-Beuve J., Granet F., Salmon J.M., Rigou P., Chalier P.: Identification by GC-O and GC-MS of new odorous compounds in natural rubber, J. Appl. Polym. Sci., 130 (3), 1863-1872, (2013).
• 鷲家洋彦:加硫天然ゴムの臭気成分分析,第31回におい・かおり環境学会講演要旨集,74-75,(2018).
• 日本ゴム協会東海支部編:(2017),”新版ゴム技術のABC 第2版”, p212-215.
• 鷲家洋彦,石原マリ,吉田和利,森 勝:フィトンチッドによる天然ゴム臭に対する消臭効果に関する研究JETI,68(2),91-93,(2020).
• 阿知良浩人,鷲家洋彦:触媒による天然ゴム(RSS)の臭気軽減に関する研究,兵庫県立工業技術センター研究報告書,29,5-7,(2020).

タイトルに関連する用語 (4件)： ロール ,  混練 ,  天然ゴム ,  含量