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J-GLOBAL ID:202102235601999329   整理番号:21A0168404

含水流紋岩質メルト中のセリウムとH_2Oの相互作用【JST・京大機械翻訳】

Interaction between Cerium and H2O in Hydrous Rhyolitic Melts
著者 (8件):
資料名:
巻:号: 12  ページ: 2281-2288  発行年: 2020年 
JST資料番号: W5039A  ISSN: 2472-3452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ケイ酸塩メルト中のセリウム(Ce)は,地球と惑星内部,特にそれらの酸化状態におけるケイ酸塩マグマの性質に関する重要な情報を提供すると考えられる。しかし,ケイ酸塩メルト中のCeの挙動は簡単で,特に含水ケイ酸塩メルトではCe4+/Ce3+比の強い低下が起こる。ここでは,含水流紋岩質メルトの構造中のセリウムとH_2O間の相互作用を調べた。1GPaと1300°Cでメルトから急冷した含水流紋岩ガラスは,Ceの取り込みによるH_2O溶解度の著しい減少を示した。ペア分布関数解析は,Ceの組み込みによる含水流紋岩ガラスの局所構造において明確な変化を示さない一方,T-OH(TはSiまたはAl)Ramanピークの強度に明確な変化を見出した。Ceの導入は,T-OH種の割合を減少させ,Q4およびQ3種のそれらを増加させた。これらの結果は,メルト中のOH-とCe_melt4++2-(OH)_メルト-→Ce_melt3++H_2O+O_メルトとして取り込まれたCeの間の直接電荷移動反応の発生を示唆する。この反応は,含水流紋岩質メルト中のCe4+からCe3+への電荷移動を引き起こし,それは必然的にCe3+を生成する。X線吸収端近傍構造(XANES)測定は,CeとOH-間の電荷移動反応によるCe3+の生成を支持するCe含有含水流紋岩ガラス中のほとんど完全に3価のCe(Ce3+)を示した。含水ケイ酸塩メルト中で報告されたCe4+/Ce3+比の減少は,CeとH間の電荷移動反応に起因し,含水ケイ酸塩メルト中のCe4+/Ce3+比がマグマの酸化状態と複雑な関係を有することを意味する。Copyright 2021 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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岩石成因論 
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