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J-GLOBAL ID：202102235698675505   整理番号：21A0062244

藤沢海岸片瀬西浜地区におけるマイクロプラスチックの分布特性とその回収方法の基礎的実験

SPATIAL VARIABILITY OF MICROPLASTICS IN THE FUJISAWA COAST AND PRELIMINARY EXPERIMENTAL INVESTIGATION OF ITS REMOVAL

著者 (4件)： 鈴木崇之 (横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院) ,  宮崎黎 (株式会社小田急エンジニアリング 軌道部) ,  比嘉紘士 (横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院) ,  中村由行 (横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1171-I_1176(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,地球環境問題の1つとしてマイクロプラスチック(以降,MP)への関心が高まっている.このような中,海浜に存在するMPの実態を把握することは,その動態を把握するための重要な項目の1つであるが,同一海浜内のMP分布変動を詳細に検討した調査はまだ少ない.本研究では神奈川県藤沢海岸片瀬西浜地区にて,径0.5~5.0mmの大きさのMPを対象とした空間分布調査を2019年春先と同年秋において実施し,MPの分布変化とその要因について検討を行った.その結果,対象海岸では平均93個/m²のMPが採取され,また,同一海浜内においても海側,中央,陸側によって分布に差があり,MPの移動は風速場により影響を受けやすいことが示唆された.加えて,径0.85~5.0mmのMPを対象とした簡易回収実験を行ったところ,砂に混在した状態から90%以上のMPを回収できることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *プラスチック ,  ごみ ,  粒子 ,  海浜 ,  *空間分布 ,  *神奈川県 ,  *回収 ,  海岸 ,  移動 ,  風の場 ,  砂 ,  現地調査
準シソーラス用語： *マイクロプラスチック ,  *藤沢海岸

著者キーワード (4件)： MP ,  sandy beach ,  spatial-temporal distribution ,  pollution

分類 (2件)： 高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (11件)：

• 1) Carpenter E. J. and Smith K. L. J. : Plastics on the Sargasso Sea Surface, Science, 175:1240-1241, 1972.
• 2) Eriksen M., Lebreton L. C. M., Carson H. S., Thiel M., Moore C. J. et al. : Plastic pollution in the world's oceans: more than 5 trillion plastic pieces weighing over 250, 000 tons afloat at sea, PloS one, 9(12), e111913, 2014.
• 3) Thompson, R. C., Olsen, Y., Mitchell, R. P., Davis, A., Rowland, S. J., John, A. W., et al. : Lost at sea: where is all the plastic?, Science, 304(5672), 838-838, 2004.
• 4) 工藤功貴,片岡智哉,二瓶泰雄,北浦郁弥:平常時・出水時河川のマイクロプラスチック濃度の時間変動特性と年間輸送量評価,土木学会論文集 B1(水工学),74(4),I_529-I_534,2018.
• 5) 早水輝好:海洋ごみとマイクロプラスチックに関する環境省の取組,海洋ごみシンポジウム,2016.

タイトルに関連する用語 (7件)： 藤沢 ,  海岸 ,  地区 ,  マイクロプラスチック ,  分布 ,  基礎 ,  実験