抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鳥取砂丘は山陰海岸国立公園,世界ジオパークネットワークの一部であり,また有名な観光地としても知られる.砂丘の美しい景観のひとつに,最大比高を持つ砂丘列の麓で発生・消滅するオアシスがある.オアシスの近くには年中涸れることのない湧水も存在する.本研究では,オアシス周辺でGPR探査を実施し,オアシス形成に関与する地下水分布を解明することを目的とした.砂丘内の300m×400mの範囲において,低周波アンテナを用いたGPR探査と地表面測量を実施した.結果より,砂丘内の地下において火山灰層が様々な深度に存在しており,湧水上流域には厚さ10m以上の帯水層が存在していることがわかった.また,地中に火山灰層の高まりに起因する地下水の尾根があり,この尾根の北側の降水のみが地下水としてオアシス方向に流れている事が明らかとなった.(著者抄録)