文献

J-GLOBAL ID：202102238418821088   整理番号：21A0133385

チョウザメに含まれる機能性成分含量調査

Investigation of the Content of Functional Ingredients in Sturgeon

著者 (7件)： 松浦靖 (宮崎県食品開発セ) ,  松浦靖 (宮崎県 環境森林部) ,  湯浅友識 (宮崎県食品開発セ) ,  永山志穂 (宮崎県食品開発セ) ,  古市佳代 (宮崎県食品開発セ) ,  高橋克嘉 (宮崎県食品開発セ) ,  平川良子 (宮崎県食品開発セ)
資料名： 宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センター研究報告  (Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food R&D Center)
号： 64  ページ： 53-57  発行年： 2020年11月01日 
JST資料番号： G0884B  ISSN： 1345-5974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 雄性シベリアチョウザメの可食部として利用される筋肉組織のフィレと非可食部である頭,ヒレ,骨,内臓および皮の5部位,合計6部位の機能性成分含量を調査した.各部位のタンパク質を塩酸加水分解し,アミノ酸一斉分析した結果,非可食部ではフィレに比べ,グリシン,プロリンおよびヒドロキシプロリンの割合が高かった.ヒドロキシプロリン含量からコラーゲン含量を求めた結果,皮やヒレで高かった.その他の機能性成分では,コンドロイチン硫酸含量も非可食部で高かった.また,抗疲労成分とされるカルノシン,β-アラニンなどはフィレで高かった.未利用部位は可食部の機能性成分組成と異なり,コラーゲンやコンドロイチン硫酸などの有用な機能性成分を豊富に含んでいることから,機能性成分の優れた供給源となり得ることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *チョウザメ類 ,  *食品成分 ,  食品分析 ,  筋組織 ,  資源 ,  魚肉 ,  雄性 ,  タンパク質加水分解物 ,  分析 ,  同時分析 ,  供給源 ,  付加価値 ,  コラーゲン ,  コンドロイチン硫酸 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジペプチド ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： アミノ酸分析 ,  フィレ ,  一斉分析 ,  加水分解蛋白質 ,  可食部 ,  *機能性成分 ,  筋肉組織 ,  高付加価値化 ,  未利用資源

分類 (3件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  廃棄物処理  (FJ02024G) ,  水産食品一般  (FJ13010R)

物質索引 (5件)： β-アラニン ,  カルノシン ,  グリシン ,  ヒドロキシプロリン ,  プロリン

引用文献 (12件)：

• 福田芳生:THE CHEMICAL TIMES, 227, 12-18 (2013)
• 谷口基, 田口智也, 水田尚志:平成19年度宮崎県水産試験場事業報告書 (2020)
• 中嶋昭正: Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheris, 38, 621-626 (1972)
• 工藤重光, 伊藤聖子, 吉原秀一, 加藤陽治:食品科学工学会誌, 58, 542-547 (2011)
• 濱田広一郎:体力科学, 56, 55 (2007)

タイトルに関連する用語 (3件)： 機能性成分 ,  含量 ,  調査