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J-GLOBAL ID:202102247654783057   整理番号:21A0291305

口腔病原菌Tannerellasythiaによる異なるMurNAc源の利用と内膜輸送体AmpGの役割【JST・京大機械翻訳】

Utilization of different MurNAc sources by the oral pathogen Tannerella forsythia and role of the inner membrane transporter AmpG
著者 (9件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7367A  ISSN: 1471-2180  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グラム陰性経口病原体Tannerella sythiaは,通常のMurNAc生合成酵素MurA/MurBの欠如のため,生存のための必須細菌細胞壁糖N-アセチルムラミン酸(MurNAc)の外部供給に依存する。細菌は,ポリ微生物バイオフィルムコンソーシアムで増殖し,従って,天然PGNターンオーバーまたは細胞死の間に,共存細菌から放出されるMurNAc含有ペプチドグリカン(PGN)フラグメント(muroペプチド)からMurNAcを調達するのが妥当である。T.forsythiaでは,AmpG様パーミアーゼ(Tanf_08365)が細胞質ムウロペプチド取込に関与するという間接的証拠がある。E.coliでは,AmpGはN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)-アンヒドロMurNAc(ペプチド)の輸入に特異的であり,一般的なPGNターンオーバー産物であり,二糖類部分は最小要件である。現在,天然,複雑なMurNAc源T.forsythiaが利用できるかどうかは明らかでなく,AmpGがどのようにして役割を果たすかは不明である。自然生息地の状況を模倣したT.forsythiaに対する種々の推定MurNAc源のスクリーニングを行い,野生型の細菌増殖と細胞形態及びAmpGを欠く変異体(T.forsythia ΔampG)を比較した。著者らは,経口バイオフィルム細菌Porphyromonas gingivalisとFusobacterium nucleatumの上澄み液とE.coli ΔampG,および酵素消化後に得られたPGN断片,すなわちGlcNAc-アンヒドロMurNAc(-ペプチド)とGlcNAc-MurNAc(-ペプチド)は,T.forsythia野生型の成長を維持することができ,一方,T.forsythia ΔampGは成長阻害を被った。T.forsythia ΔampGの上澄み液において,GlcNAc-anhMurNAcの存在および予想外に,GlcNAc-MurNAcはタンデム質量分析により明らかにされ,両二糖類がAmpGの基質であることを示した。MurNAc源としてのPGN断片の利用におけるAmpGの重要性は,定量的実時間PCRによって決定されたように,PGNで培養されたT.forsythia細胞における重要なampGアップレギュレーションによって実証された。さらに,著者らの結果は,T.forsythia細胞抽出物におけるPGN分解アミダーゼ,溶菌トランスグリコシラーゼおよびムラミダーゼ活性がPGN除去に関与することを示した。T.forsythiaは,種々の細菌から遊離したムロペプチドと同様に,無傷のPGNを代謝し,細菌の内部膜輸送体AmpGは,これらのMurNAc源の成長に必須であり,E.coliの状況とは逆に,GlcNAc-anhMurNAcとGlcNAc-MurNAcフラグメントの両者を輸入する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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酵素一般  ,  微生物の生化学 
引用文献 (46件):
  • Periodontol 2000; Tannerella forsythia, a periodontal pathogen entering the genomic era; ACR Tanner, J Izard; 42; 2006; 88-113; 10.1111/j.1600-0757.2006.00184.x; citation_id=CR1
  • Nat Rev Immunol; Periodontitis: from microbial immune subversion to systemic inflammation; G Hajishengallis; 15; 1; 2015; 30-44; 10.1038/nri3785; citation_id=CR2
  • J Dent Res; Global-, regional-, and country-level economic impacts of dental diseases in 2015; AJ Righolt, M Jevdjevic, W Marcenes, S Listl; 97; 5; 2018; 501-507; 10.1177/0022034517750572; citation_id=CR3
  • Aus dent J; Periodontal disease and systemic health: current status; M Cullinan, P Ford, G Seymour; 54; s1; 2009; S62-S69; 10.1111/j.1834-7819.2009.01144.x; citation_id=CR4
  • Sci Adv; Porphyromonas gingivalis in Alzheimer’s disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors; SS Dominy, C Lynch, F Ermini, M Benedyk, A Marczyk, A Konradi, M Nguyen, U Haditsch, D Raha, C Griffin; 5; 1; 2019; eaau3333; 10.1126/sciadv.aau3333; citation_id=CR5
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