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J-GLOBAL ID：202102248683564890   整理番号：21A0359147

動的ソフトテンプレートにより調製した多孔質金微小電極によるヒ素検出

Arsenic Detection with Porous Gold Microelectrode Prepared via Dynamic Soft Templating

著者 (2件)： SHIBA Shunsuke (Ehime Univ., Ehime, JPN) ,  MATSUGUCHI Masanobu (Ehime Univ., Ehime, JPN)
資料名： Sensors and Materials  (Sensors and Materials)
巻： 33  号： 1 (2)  ページ： 181-190  発行年： 2021年 
JST資料番号： L0338A  ISSN： 0914-4935  CODEN： SENMER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多孔質金微小電極(μAuE)を動的ソフトテンプレートにより作製し,As(III)の矩形波アノーディックストリッピング分析に用いた。多孔質μAuEは,AuCl₄^-を二連続マイクロエマルジョン(BME)に溶解したものを電着することにより作製し,界面活性剤と界面活性剤で区画された水相と油相からなる三次元ネットワークが絡み合い,ダイナミックなソフトテンプレートとして機能する。電気化学的に活性表面積(ECSA)の41.5倍の増加が電着後に確認されたが,微小電極特性はまだ観察された。サイクリックボルタンメトリーは,多孔性μAuEが,裸のμAuEと比較して,豊富なAu{100}および/またはキンク/ステップサイトを有することを明らかにした。As(III)還元の過電圧は,多孔質μAuEで0.1V減少し,これは露出したAuファセットによる可能性がある。5ppb以下の検出限界(LOD)と5から1000ppbまでの広い線形範囲が,ECSAの増加による多孔性μAuE使用時に確認された。さらに,多孔性μAuEにおける感度は,44.0μAcm^-22geo ppb^-1と計算され,裸のμAuEよりも14.4倍高かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 型 ,  *多孔質金属 ,  *金電極 ,  *微小電極 ,  *ヒ素 ,  アノーディックストリッピングボルタンメトリー ,  マイクロエマルション ,  電着 ,  界面活性剤 ,  ネットワーク ,  サイクリックボルタンメトリー ,  検出限界 ,  感度 ,  性能 ,  能力 ,  線形性 ,  *元素分析 ,  検出能
準シソーラス用語： ソフトテンプレート ,  検出感度

分類 (1件)： 分析機器  (CC02020S)

引用文献 (21件)：

• H. Li and R. B. Smart: Anal. Chim. Acta 325 (1996) 25. https://doi.org/10.1016/0003-2670(96)00011-6
• World Health Organization: Fact Sheet No. 210 (May 2001).
• N. Zhang, K. Shen, X. Yang, Z. Li, T. Zhou, Y. Zhang, Q. Sheng, and J. Zheng: Food Chem. 264 (2018) 462. https://doi.org/10.1016/j.foodchem.2018.05.058
• D. Kato, T. Kamata, D. Kato, H. Yanagisawa, and O. Niwa: Anal. Chem. 88 (2016) 2944. https://doi.org/10.1021/acs.analchem.6b00136
• M. G. Trachioti, A. E. Karantzalis, J. Hrbac, and M. I. Prodromidis: Sens. Actuators, B 281 (2019) 273. https://doi.org/10.1016/j.snb.2018.10.112

タイトルに関連する用語 (5件)： ソフトテンプレート ,  調製 ,  多孔質 ,  微小電極 ,  ヒ素