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J-GLOBAL ID：202102248866070817   整理番号：21A0062091

資料解析に基づく台風の最大風速半径の包括的検討

A COMPREHENSIVE STUDY ON RADIUS TO TYPHOON-GENERATED MAXIMUM WIND SPEED BASED ON DATA ANALYSES

著者 (6件)： 山口正隆 (愛媛大学) ,  井内国光 (愛媛大学 大学院理工学研究科) ,  宇都宮好博 (一般財団法人日本気象協会 事業本部) ,  野中浩一 ((前)愛媛大学) ,  畑田佳男 (愛媛大学 大学院理工学研究科) ,  日野幹雄 (株式会社テクノシステム)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_223-I_228(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過去数十年間の台風を対象として,台風中心から2つの等圧線上の計8地点までの距離資料と中心気圧資料をMyers式およびHolland式に適用して台風半径等の資料を得,さらに既往の5種類の気圧資料に対する結果と合わせて中心気圧差との関係を包括的に調べた.台風半径資料はいずれも大きなばらつきを伴うけれども,その小区間別平均値は中心気圧差とともにごく緩やかな増加を経たのち急増する特徴を与える.ついで,台風中心から2等風速線上の計4地点までの距離資料と最大風速資料をMyers式に基づく傾度風モデル(台風の移動を考慮)により解析し,台風半径等の資料を得た.台風半径は中心気圧差に関してJWA気圧資料の台風半径と概略で符合するが,気圧資料の場合ほど急増しない.(著者抄録)

シソーラス用語： *台風 ,  *風速 ,  *半径 ,  データ解析 ,  気圧
準シソーラス用語： *最大風速 ,  *台風半径 ,  中心気圧

著者キーワード (4件)： typhoon radius ,  atmospheric pressure data ,  wind speed data ,  central pressure-radius relation

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (12件)：

• 1) Myers, V.A. : Characteristics of United States Hurricanes pertinent to levee design for Lake Okechobee, Florida, Hydrometeorol. Rep., U.S. Weather Bul., No. 32, pp. 1-106, 1954.
• 2) Holland, G. J. : An analytical model of the wind and pressure profiles in hurricanes, Monthly Weather Review, Vol. 108, pp. 1212-1218, 1980.
• 3) 山口正隆,畑田佳男,大木泰憲,西村教博,中村雄二:確率的台風モデルに基づく台風時浅海波浪の極値推定システムの適用性,海岸工学論文集,第42巻,pp. 246-250,1995.
• 4) Young, I. R. and Burchell, G. P. : Hurricane-generated waves as observed by satellite, Ocean Eng., Vol. 23, No. 8, pp. 761-776, 1996.
• 5) Fujii, T. : Statistical analysis of the charatcteristics of severe typhonns hitting the Japanese main islands, Monthly Weather Review, Vol. 126, pp. 1091-1097, 1998.

タイトルに関連する用語 (5件)： 資料 ,  解析 ,  台風 ,  最大風速 ,  半径