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J-GLOBAL ID:202102249917707200   整理番号:21A0146830

「理科離れ」を対象とした研究の方法論に関する批判的考察-過去50年のJ-STAGE登録論文を対象に-

Critical Review of ”Swing away from Science” Research Methodology in the Literature: On J-STAGE Articles Published in the Last 50 Years
著者 (1件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 289-300  発行年: 2020年12月10日 
JST資料番号: L3340A  ISSN: 0386-4553  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「理科離れ」研究手法の質を評価するために,電気ジャーナルプラットフォーム「J-STAGE」の体系的検索により関連文献をレビューした。この調査により1973年から2019年11月時点までに発表された1058本の論文を検索した。これらの論文のうち149件の実証研究をレビューした。研究の種類を実態把握研究,調査研究,実践研究の3つに分類した。実態把握研究では,学生の理科への興味の状況に関するデータを収集する。調査研究では,学生の理科への興味に影響を与える決定要因を探索する。一方,実践研究では学生の理科への興味に対して実施した介入方法が学生の理科への興味に及ぼす影響を評価する。批判的レビューの結果,以下の7点の方法論的欠陥が示唆され,それらは(a)「理科離れ」の明確な定義がほとんど欠如していること,(b)有効な手段を用いた研究はほとんどないこと,(c)ある集団の興味の変化を追跡した実態把握研究がないこと,(d)調査研究では決定要因間の複雑な相互作用を明らかにできなかったこと,(e)ほとんどの実践研究で事前状態及び対照群が欠如していること,(f)測定された興味の概念が理論的に実践の期間と整合していないものがあること,(g)ほとんどすべての測度は心理変数のみに依存していることである。これら7つの知見をもとに,「理科離れ」研究の今後の方向性を議論する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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