抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空機の飛行を制御するためには,フラップを駆動することが必要であるが,空気抗力はフラップの隅角,さらに,主翼とフラップの間のギャップにより著しく増加する。したがって,翼面を滑らかに変形するモーフィング翼について研究が行なわれている。現在,小型無人機を含む航空機翼の構造材料は軽量で高強度であることが求められ,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の採用は傾向になっている。軽さと強度の面では,モーフィング翼にCFRPを適用するのは好都合である。ただし,CFRPをモーフィングできるように成形することは困難である。本研究では,モーフィング翼を,重量3kgのUAVへの適用を目的として試作した。構造はCFRPを用いた格子構造であり,モーフィングはモーフィング翼にアクチュエータを設置することにより実行できると考えられる。著者らが開発した電着樹脂含浸法を適用して,トラス構造を有する翼輪郭とスパーを作製し,炭素繊維を巻回しし接合した。次に,主弾性軸を中心としたねじり試験と,翼端に集中荷重を加えた曲げ試験を実施し,強度を調べた。(翻訳著者抄録)