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J-GLOBAL ID:202102257918626859   整理番号:21A0133152

拍時刻推定を目的としたオンセット時刻の認知に対する個人差の基礎的検討

Individual difference of recognition of onset time for estimation of musical beat
著者 (2件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 33-38  発行年: 2020年 
JST資料番号: L4628A  ISSN: 0912-7283  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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近年,音楽音響信号から楽曲の拍時刻を推定する試みが盛んに行なわれている.J-POPの音楽音響信号から拍時刻を推定する研究では,正誤判定は楽曲全体のグローバルテンポから得られる拍時間間隔を基準としているが,この基準はテンポが一定ではないクラシック楽曲には適用できない.クラシック楽曲における拍時間推定の基準を定めるためには,オーケストラ演奏のような複数の楽器による演奏音に対してオンセットと認知される範囲を定める必要がある.この報告では,クラシック楽曲を対象とし,前ノリと後ノリを考慮したオンセット時刻の許容幅について調査している.その結果,全被験者の各刺激に対する各回答の割合からその認知の幅は,認知的に同時とみなすことのできるタイミングを中心とし,前ノリと後ノリを考慮した場合は約100[msec]の時間幅であり,しなかった場合は約80[msec]の時間幅であることが示唆されている.なおこの幅が,前ノリと後ノリを考慮しても約50[msec]であった被験者確認されており,この基準は個人によって異なるため,追加調査の必要性も示されている.(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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楽器音響 
引用文献 (6件):
  • 庄司正“音楽音響信号を対象としたDownbeat推定に基づくスライドショー自動再生システム”,平成23年度龍谷大学大学院理工学研究科修士課程情報メディア学専攻修士論文(2012).
  • Masataka Goto, “An audio-based real-time beat tracking system for music with or without drum-sounds”, Journal of New Music Research vol.33, pp159-171 (2001).
  • 山田真司,“Never Endにみる安室奈美恵の「あとノリ」”,日本音響学会音楽音響研究会資料 20(4),pp.75-82(2001).
  • Joos Vos, and Rudolf Rasch, “The perceptual onset of musical tones.” Perception & psychophysics 29(4), pp.323-335 (1981).
  • Mark R. Rosenzweig, and Walter A. Rosenblith, “Some electrophysiological correlates of the perception of successive clicks.” The Journal of the Acoustical Society of America. 22.6, pp.878-880 (1950).
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