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J-GLOBAL ID:202102259266824663   整理番号:21A0329017

トカラ海峡の黒潮中層における鉛直乱流硝酸塩フラックスの増大

Enhanced vertical turbulent nitrate flux in the intermediate layer of the Kuroshio in the Tokara Strait
著者 (8件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 45-53  発行年: 2021年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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海洋における鉛直混合は,深層の栄養塩類を上層へもたらす重要な物理過程である。黒潮が東シナ海から北太平洋に流出するトカラ海峡は,混合ホットスポットとして知られているが,それに伴う鉛直栄養塩類輸送は,特に水深200m以深の中層ではまだ十分に定量化されていない。本研究では,トカラ海峡における鉛直乱流硝酸塩フラックスを定量化するために,流れ・乱流,および硝酸塩を含む観測を実施し,黒潮の栄養塩輸送への影響を議論した。3.5日の係留観測から得た流速の時間的変化は,水深200~400mの間で鉛直に伝搬する半日周期の内部波をとらえた。半日周期の流れに伴う鉛直シアはこの深さ範囲で上昇した。平均流と日周流による鉛直シアもまた,それぞれ約220mと400mの水深で上昇した。平均鉛直渦拡散係数は25.2~26.4σθ(200~450m深さ)の密度層でO(10-3~10-2m2s-1)へと上昇した。関連する鉛直乱流硝酸塩フラックスは,特に,約25.6σθ(250m深さ)と26.2~26.4σθ(400~450m深さ)で,O(10mmolm-2day-1)に達した。増加した鉛直乱流硝酸塩フラックスは,大量の硝酸塩が北太平洋中層水の直情の層から栄養塩の流れに鉛直に注入され,25.0~26.2σθに位置する黒潮栄養塩流のコア部を通して輸送されることを示唆した。Copyright The Oceanographic Society of Japan and Springer Nature Singapore Pte Ltd. 2021 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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水圏・生物圏の地球化学  ,  海洋の構造・力学・循環 
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