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J-GLOBAL ID:202102261070959260   整理番号:21A2803181

植物とその根圏機能を活用した環境技術の動向 植物-微生物共生系を利用した鉱山跡地の植生再生の可能性

Possibility of Vegetation Regeneration for Former Mine Sites Using Plant-Microbe Symbiosis
著者 (6件):
資料名:
巻: 63  号: 10  ページ: 738-742  発行年: 2021年10月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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鉱山跡地は重金属を高濃度含有し酸性環境である場合があり,多くの植物にとってストレス環境であると考えられる。近年,根に生息する内生菌が関与した,鉱山跡地の自生植物の金属耐性機構の報告がある。これまで筆者らは,1)リョウブは内生菌との共生により生長が促進され体内の重金属濃度を低減できるが,内生菌が存在しないと根の伸長阻害等の毒性を発現し重金属環境で生長が困難であること,2)ススキは内生菌との共生により,酸性土壌環境での毒性元素であるAlに対する耐性が増強されること,を明らかにしてきた。鉱山跡地での自生植物を利用した植生再生には,機能的な内生菌と共生的な相互作用を利用できる可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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鉱害  ,  重金属とその化合物一般 
引用文献 (18件):
  • Påhlsson, A.-M. B.: Toxicity of heavy metals (Zn, Cu, Cd, Pb) to vascular plants, Water, Air, and Soil Pollution, 47, 287-319 (1989).
  • W.ラルヘル:植物生態生理学(佐伯敏郎,舘野正樹監訳),シュプリンガー・フェアラーク東京,東京(2004).
  • Kochian, L. V., Piñeros, M. A., Hoekenga, O. A.: The physiology, genetics and molecular biology of plant aluminum resistance and toxicity, Plant and Soil, 274(1/2) 175-195 (2005).
  • Brooks, R. R., Chambers, M. F., Nicks, L. J., Robinson, B. H.: Phytomining, Trends in Plant Science, 3(9) 359-362 (1998).
  • 広井敏男:わが国における銅山植生の植物:社会学的研究,東京経済大学人文自然科学論集,No.38,177~226(1974).
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