抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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爪真菌症の治療における経口抗真菌剤の使用は,一般的である。しかし,それらの使用は安全性と患者の懸念によって制限される。より広い安全マージンのため,局所抗真菌剤(エフィナコナゾール,タバボロール,およびシクロピロックス)は,米国における軽度から中等度の爪真菌症の治療における有用な選択肢であるが,それらの抗真菌活性はまだ直接比較されていない。本研究は,3つの局所抗真菌剤のin vivo有効性に寄与する重要因子を同定することを目的とする。最小発育阻止濃度(MICs)を臨床および研究所標準研究所(CLSI)M38-A2ブロス微量希釈により測定した。T.rubrumに対するエフィナコナゾール,タバボロールおよびシクロピロックスのMIC90値は,それぞれ0.0078,8.0および0.50μg/mLであった。T.mentagrophytesのMIC90値は,それぞれ0.016,8.0および0.50μg/mLであった。エフィナコナゾールはケラチン含有培地で強力な殺菌活性を示したが,タバボロールは静菌性で,シクロピロックスは活性ではなかった。爪真菌症のモルモットモデルにおいて,エフィナコナゾールの治療効果はタバボロールとシクロピロックスのそれらより優れていた。本研究は,ケラチンの存在下で,静菌活性(MIC)だけでなく殺菌活性も,爪真菌症に対する局所抗真菌薬のin vivo有効性に寄与する重要な因子であることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】