抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水の塩素処理時の含臭素トリハロメタン(BrTHMs)生成の挙動や特性を把握するため,河川表流水のトリハロメタン生成能(THMFP)の実態調査を行うとともに,臭化物イオン(Br
-)や溶存有機物(DOM)に関する調査を実施した.総THMFP(tTHMFP)に対する溶解性THMFP(dTHMFP)の割合が大きく,dTHMFPを中心に解析した.dTHMFPは概してDOM指標(DOC,dCOD,E
260)と同様の変動を示した.dTHMFPの臭素化物比率R
Br(=dTHMBrFP/dTHMFP)は[Br
-]と正の相関はあったが,必ずしもその変動と一致しなかった.そこで,DOM量を考慮した[Br
-]/DOM指標比を用いると,R
Brと相関が強くなった.特に,[Br
-]/E
260比はBrTHMs生成のよい指標となった.さらに,[Br
-]/E
260比とR
Brの関係を利用して[Br
-]を推定する可能性を示した.(著者抄録)