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J-GLOBAL ID：202102267534510770   整理番号：21A0959934

パルマハムから弱アルカリで抽出される亜鉛プロトポルフィリンIXの存在形態の解明

著者 (4件)： 阿部悠 (北大 大学院農学研究院) ,  早川徹 (北大 大学院農学研究院) ,  玖村朗人 (北大 大学院農学研究院) ,  若松純一 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 日本食肉研究会総会提出議案及び大会講演要旨  (日本食肉研究会大会講演要旨)
巻： 62nd (CD-ROM)  ページ： 18  発行年： 2021年 
JST資料番号： L1153A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・パルマハムから水抽出された亜鉛プロトポルフィリンIX(ZnPP)がヘモグロビン(Hb)およびミオグロビン(Mb)との複合体であることは既知,本研究では,水抽出残渣中に存在するZnPPの形態を検討。
・パルマハムからの水抽出液および残渣に含まれるZnPPをアセトンで抽出して蛍光強度を測定,ZnPP量とし,また,水抽出率は両者の合計に対する水抽出液中のZnPP量で算出。
・水抽出残渣中のZnPPは,弱アルカリ性で抽出,サイズ排除クロマトグラフィーおよび電気泳動法で分離,分離したZnPPのHbおよびMbとの結合を検証。
・ZnPPの含有量は筋肉や個体の違いによりばらつきが大であったが,水抽出率は筋肉部位のpHと正の相関,pH9で最大。
・水抽出残渣中の弱アルカリ性抽出液から分離したZnPPの自家蛍光のピークはいくつかのヘム蛋白質のピークと一致,ZnPPが複数の異なるヘム蛋白質と複合体を形成している可能性を示唆。
・弱アルカリ性抽出液中のZnPPはウエスタンブロッティング法と免疫沈降法によりHbおよびMbと結合を確認。

シソーラス用語： *ハム ,  亜鉛錯体 ,  *金属ポルフィリン ,  抽出 ,  ヘモグロビン ,  ミオグロビン ,  タンパク質複合体 ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  電気泳動 ,  pH依存性 ,  ヘムタンパク質 ,  ウェスタンブロット法 ,  免疫沈降反応 ,  アルカリ抽出 ,  *亜鉛プロトポルフィリン ,  バイオアッセイ ,  イムノアッセイ ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ジエン ,  架橋化合物 ,  ビニル化合物 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： アセトン抽出 ,  ウエスタンブロッティング ,  *パルマハム ,  筋肉部位 ,  水抽出 ,  電気泳動法 ,  免疫沈降法

分類 (2件)： 肉製品  (FJ12033F) ,  食品の分析  (FJ01030U)

物質索引 (1件)： プロトポルフィリンIX

タイトルに関連する用語 (4件)： アルカリ ,  亜鉛 ,  プロトポルフィリンIX ,  形態