文献

J-GLOBAL ID：202102269478381417   整理番号：21A3049280

牛乳の高付加価値化を可能とする技術開発に向けて

著者 (1件)： 三谷朋弘 (北大 北方生物圏フィールド科セ)
資料名： グリーンテクノ情報  (Journal of Agricultural and Food Technology)
巻： 17  号： 2  ページ： 12-16  発行年： 2021年09月 
JST資料番号： L2573B  ISSN： 1880-2346  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・牛乳の高付加価値化につながる製品開発における課題,新しい開発研究について紹介。
・高付加価値化の一つとして位置づけられる放牧牛乳に関してはこの認証制度の基準が緩いことから,放牧依存度の低い農家の牛乳も認定されてしまうという欠陥が判明。
・この判断の基礎となった乳中成分の分析技術による放牧の有無の判定,および牛乳生産地域の判別が可能になったので,今後更なる研究により牛乳の高付加価値化に寄与できるように努力。
・著者らが取り組んでいる新しい研究は生乳の殺菌方法と「おいしさ」との関連の解析。

シソーラス用語： *牛乳 ,  *付加価値 ,  放牧 ,  生乳 ,  殺菌乳 ,  官能検査 ,  *高付加価値 ,  飼育管理 ,  乳製品
準シソーラス用語： *高付加価値化 ,  放牧牛乳

分類 (2件)： 食品の分析  (FJ01030U) ,  原乳の品質と処理  (FJ12022D)

引用文献 (5件)：

• Mitani, T., K. Kobayashi, K. Ueda, and S. Kondo. (2021) Discrimination of ′′grazing milk′′ using milk fatty acid profile in the grassland dairy area in Hokkaido. Animal Science Journal, 87 233-241.
• Mitani, T., K. Kobayashi, K. Ueda, and S. Kondo. (2021) Regional differences in the fatty acid composition, and vitamin and carotenoid concentrations in farm bulk milk in Hokkaido, Japan. Animal Science Journal, 92 e13570.
• Coppa, M., A. Ferlay, C. Chassaing, C. Agabriel, F. Glasser, Y. Chilliard, G. Borreani, R. Barcarolo, T. Baars, D. Kusche, O.M. Harstad, J. Verbic, J. Golecky, and B. Martin. (2013) Prediction of bulk milk fatty acid composition based on farming practices collected through on-farm surveys. Journal of Dairy Science, 96 4197-4211.
• 朝隈貞樹, 上田靖子, 秋山典昭, 内田健治, 片野直哉, 川村周三, 三谷朋弘.(2018) 異なる放牧飼養条件および加工処理が牛乳の官能評価特性に及ぼす影響. ミルクサイエンス, 2018. 67 22-29.
• 三谷朋弘, 朝隈貞樹, 上田靖子, 内田健治, 川村周三, 上田宏一郎, 秋山典昭.(2021) 異なる飼養条件および殺菌条件で生産された牛乳の味認識装置による識別評価. ミルクサイエンス, 70 14-21.

タイトルに関連する用語 (3件)： 牛乳 ,  高付加価値化 ,  開発