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J-GLOBAL ID：202102272479517498   整理番号：21A0060691

福島原発事故により放出された放射性微粒子の模擬生成実験

Generation experiments of the radioactive particles emitted from the Fukushima nuclear accident

著者 (7件)： 稲垣誠 (京大 複合原子力科研) ,  佐藤諒 (京大 大学院工学研究科) ,  関本俊 (京大 複合原子力科研) ,  高宮幸一 (京大 複合原子力科研) ,  沖雄一 (京大 複合原子力科研) ,  末木啓介 (筑波大 数理物質系) ,  大槻勤 (京大 複合原子力科研)
資料名： KEK Proceedings (Web)  (KEK Proceedings (Web))
号： 2020-4  ページ： 30-33 (WEB ONLY)  発行年： 2020年11月 
JST資料番号： U0585A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所(FDNPP)事故から放出された水不溶性放射性粒子の生成過程を解明するために,水不溶性粒子の模擬生成実験を行った。FDNPP近くで採取した水不溶性放射性粒子「タイプB」をSEMによって観察した。珪藻土が粒子の表面に見出されたことは興味深い。EDSによる元素分析は,タイプB粒子が主にO,SiおよびNaから構成されており,少量のCa,AlおよびMgが含まれていることを示した。タイプB粒子の原材料と想定した珪藻土と海水を電気炉で加熱して擬似粒子を製造した。生成した擬似粒子をEDSにより分析し,タイプB粒子に近い組成を有することを見出した。これらの結果から,珪藻土と海水が,事故時に原子炉中に存在し,溶融燃料によって加熱され,放射性核種を吸収してタイプB粒子を形成したという仮説が立てられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *原子炉事故 ,  *放射性同位体 ,  *微粒子 ,  珪藻土 ,  海水 ,  燃料要素破損 ,  走査電子顕微鏡 ,  エネルギー分散X線分光分析
準シソーラス用語： EDS【分光分析】 ,  SEM【顕微鏡】 ,  放射性核種 ,  溶融燃料

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  水冷却炉の安全性  (MD06020H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 福島原発事故 ,  放出 ,  放射性 ,  微粒子 ,  実験