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J-GLOBAL ID：202102273657295274   整理番号：21A0131796

電気炉ダストと塩化カルシウムの反応による亜鉛の回収

Recovery of Zinc by Reaction between Electric Arc Furnace Dust and Calcium Chloride

著者 (2件)： 佐藤広志 (名古屋工業大学工学研究科大学院生) ,  奥村圭二 (名古屋工業大学工学研究科)
資料名： 鉄と鋼
巻： 106  号： 11  ページ： 858-866(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 亜鉛の塩素化と揮発挙動を,ZnO,ZnFe₂O₄とCaCl₂間の反応によって調べた。水平電気炉を用いて窒素雰囲気中で実験を行った。1000°Cで酸化亜鉛と亜鉛フェライトの比率を変化させると,ZnOとZnFe₂O₄が同時に揮発することが予想された。950°C~1030°Cでの速度論的研究では,Janderの方程式が,本研究の反応系で実験結果を良く示しており,活性化エネルギーは237±18kJ/molであった。また,炭素が反応生成物の決定に影響を与えることも分かった。FeOとCaFe₂O₄が炭素の存在下で生成し,Ca₂Fe₂O₅が炭素の不在下で形成された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 電気炉 ,  塵埃 ,  塩化カルシウム ,  *亜鉛 ,  *回収 ,  *塩素化 ,  酸化亜鉛 ,  亜鉛フェライト ,  蒸発 ,  速度論 ,  活性化エネルギー ,  炭素 ,  反応生成物 ,  リサイクル ,  揮発 ,  汚染物質 ,  大気汚染物質 ,  物質 ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： Janderの方程式 ,  ダスト ,  塩素化反応

著者キーワード (10件)： EAFダスト ,  塩素化 ,  速度論 ,  塩化カルシウム ,  リサイクル ,  EAFダスト ,  塩素化 ,  速度論 ,  塩化カルシウム ,  リサイクル

分類 (2件)： 製錬  (WD02030A) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (17件)：

• 1) Agency for Natural Resources and Energy, Ministry of Economy, Trade and Industry: Non-Ferrous Metals Supply and Demand Statistics Survey 2018, (2019), https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/coal_and_minerals/cm002/pdf/2018/h30nenpou.pdf, (in Japanese), (accessed 2020-3-30).
• 2) H. Sugimoto, H. Takizawa and H. Ueda: J. MMIJ, 123(2007), 723 (in Japanese).
• 3) T. Yoshida: J. MMIJ, 113(1997), 967 (in Japanese).
• 4) S. Itoh, A. Tsubone, K. Matsubae-Yokoyama, K. Nakajima and T. Nagasaka: ISIJ Int., 48(2008), 1339.
• 5) K. Nakajima, K. Matsubae-Yokoyama, S. Nakamura, S. Itoh and T. Nagasaka: ISIJ Int., 48(2008), 1478.

タイトルに関連する用語 (4件)： 電気炉 ,  ダスト ,  塩化カルシウム ,  亜鉛