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J-GLOBAL ID：202102276496241133   整理番号：21A0062282

ルミネッセンス法を利用した養浜効果の評価手法の開発

USE OF THE LUMINESCENCE METHOD TO EVALUATE THE EFFECT OF NOURISHMENT

著者 (3件)： 蜜澤岳 (石川県立大学 生物資源環境学部環境科学科) ,  鴈澤好博 (石川県立大学 生物資源学部環境科学科) ,  百瀬年彦 (石川県立大学 生物資源環境学部環境科学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1411-I_1415(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海岸侵食の問題を抱える千里浜の保全に向けて,石川県は平成24年から養浜事業を開始した.毎年,金沢港浚渫砂を千里浜沖に海上投入している.この養浜効果を検証するには,千里浜に混入した金沢港砂の割合を捉えることが肝要であるにもかかわらず,この数値が把握されていない.その理由は,金沢港砂が千里浜砂と酷似しており,両者を見分けることが極めて困難であるためと考えられる.本研究では,ルミネッセンス法を利用して,砂の発光強度の面から両者を区別できることを明らかにし,千里浜に混入する金沢港砂の割合を算出する手法を開発した.この手法により,千里浜における金沢港砂の混入割合は,最大で42%,最低で0%であること,さらに千里浜以北の方が混入割合は高く,滝港には50%近く混入していることが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： *ルミネセンス ,  養浜 ,  *浚渫土 ,  海岸侵食 ,  *判別分析 ,  保全 ,  保守管理

著者キーワード (5件)： luminescence ,  alkalifeldspar ,  nourishment ,  coastal erosion ,  Chirihama

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (15件)：

• 1) 石川県 : 令和2 年度当初予算 土木部主要施策の概要(オンライン), https://www.pref.ishikawa.lg.jp/zaisei/yosan/documents/r2-doboku.pdf, 参照2020-5-20.
• 2) 石川県:第1回千里浜海岸保全対策検討委員会 説明資料(オンライン), https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kasen/chirihamasaisei/documents/presentation1.pdf, 参照2020-4-15.
• 3) 由比政年, 楳田真也, 早川和宏, 川島弘靖, 浦貴暁, 石田啓 : 千里浜海岸における海浜変動の基本特性に関する研究, 土木学会論文集B2 (海岸工学), vol. 66, No. 1, pp. 561-565, 2010.
• 4) 田中茂信, 佐藤慎司, 川岸眞一, 石川俊之, 山本吉道, 浅野剛 : 石川海岸における漂砂機構, 海岸工学論文集,vol. 44, pp. 661-665, 1997.
• 5) 早川和宏, 由比政年, 石田啓 : 石川県千里浜海岸における海浜地形変化に関する基礎的研究,日本海域研究,Vol. 40,pp. 37-49, 2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： ルミネッセンス ,  養浜 ,  評価手法 ,  開発