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J-GLOBAL ID:202102279160560706   整理番号:21A0022061

実験的自己免疫性脳脊髄炎における神経炎症に対する免疫調節効果を示すイタコン酸ジメチル,イタコン酸ジメチル誘導体【JST・京大機械翻訳】

Dimethyl itaconate, an itaconate derivative, exhibits immunomodulatory effects on neuroinflammation in experimental autoimmune encephalomyelitis
著者 (8件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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炎症性刺激は,トリカルボン酸サイクルからイタコン酸の産生を触媒する免疫応答遺伝子1(IRG1)発現を誘導する。イタコン酸は,最近,免疫細胞機能の調節因子として,特にマクロファージにおいて出現した。研究により,イタコン酸はマウス及びヒトマクロファージにおいてLPSによる抗炎症転写因子Nrf2の活性化に必要であり,内因性イタコン酸産生を欠くLPS活性化IRG1-/マクロファージは炎症応答を増強することを示した。さらに,イタコン酸誘導体であるイタコン酸ジメチル(DMI)は,ケラチン細胞におけるIL-17誘導IκBσ活性化を阻害し,乾癬の動物モデルにおいてIL-17-IκBσ経路媒介皮膚炎症を調節する。現在,マクロファージ機能および末梢炎症性免疫応答の調節に対するイタコン酸の効果は十分に確立されている。しかし,ミクログリア(MG)とCNS炎症性免疫応答に対するその影響は未解明である。したがって,イタコン酸が多発性硬化症,実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)の動物モデルにおけるMG活性化とCNS炎症の調節に免疫調節作用を有するかどうかを検討した。慢性C57BL/6EAEは,DMI処置によって誘発された。疾患重症度,血液脳関門(BBB)破壊,MG活性化,末梢Th1/Th17分化,およびEAEにおけるTh1/Th17細胞のCNS浸潤に対するDMIの効果を測定した。一次MGを培養し,MG活性化に及ぼすDMIの影響を研究した。再発性放出SJL/J EAEを誘導し,DMIの治療効果を評価した。著者らの結果は,DMIが慢性C57BL/6EAEモデルにおける疾患重症度を改善することを示した。細胞および分子機構の更なる分析は,DMIがBBB破壊を軽減し,MMP3/MMP9産生を阻害し,ミクログリア活性化を抑制し,末梢Th1/Th17分化を阻害し,Th1およびTh17細胞のCNS浸潤を抑制したことを明らかにした。驚くべきことに,DMIは,再発-寛解SJL/J EAEモデルにおける再発の重症度を緩和する治療効果を示した。著者らは,DMIが神経炎症を抑制し,複数の細胞および分子機構を介してEAEにおける疾患重症度を改善し,DMIがその免疫調節および抗炎症性を介してMS/EAEの治療のための新規治療薬として開発できることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  細胞生理一般 
引用文献 (51件):

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