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J-GLOBAL ID:202102281038137795   整理番号:21A1722109

マンゴー‘愛紅’と’アーウィン’の花成特性の差異

Difference in Flowering Response between Mango ‘Aiko’ and ‘Irwin’
著者 (6件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 19-25  発行年: 2021年06月01日 
JST資料番号: L6894A  ISSN: 1882-8434  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,日本のマンゴー栽培は様々な地域に広まっているが,栽培品種が‘アーウィン’1品種に偏っているため品種構成の多様化が望まれている.近畿大学で育種した‘愛紅’は,‘アーウィン’と比べ,大果で果肉繊維が少ないのが特徴であり,収穫期は2週間~1ヶ月程度遅い中晩生品種であるが,隔年結果性が強い.そのため‘愛紅’を連年にわたって安定生産するには,着花・結実特性を明らかにした上で,‘愛紅’に適した栽培管理法を確立することが求められる.本研究では,‘愛紅’について前年の結実の有無や剪定後の新梢伸長回数が花穂発生率に及ぼす影響を隔年結果性が弱い‘アーウィン’と比較調査するとともに,冬季のMiFT遺伝子の発現解析を行った.その結果,品種間および前年結実の有無による影響が認められ,‘愛紅’は‘アーウィン’と比べ花穂発生率が低い特性を持つこと,また,前年度における結実の有無が花穂発生率に強く影響することが示された.さらに両品種とも剪定後の新梢伸長回数は結実枝より不結実枝で多く,不結実枝では‘愛紅’の伸長回数が‘アーウィン’と比べ多いことが示された.また‘アーウィン’では伸長回数に関わらず高い花穂発生率を示したのに対し,‘愛紅’では伸長回数の多い枝で高くなる傾向がみられた.着果負担の多寡によるMiFT発現量への影響はほとんどみられず,また,‘愛紅’におけるMiFT発現量は‘アーウィン’と比較して低く,このことが‘愛紅’の花穂発生率が低くなる要因である可能性が示唆された.‘愛紅’では,結果母枝として剪定後に3回以上伸長した枝を確保することが生産の安定化に重要であることから,生産と遊休を明確に区別する隔年交互結実栽培法の有効性が示唆された.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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果樹  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (19件):
  • Dambreville, A., F. Normand, and P.-E. Lauri 2014. Alternating patterns of mango quantification at the growth unit level on four cultivars. Acta Hort. 1058: 277-283.
  • Davenport, T. L. 2000. Processes influencing floral initiation and bloom: the role of phytohormones in a conceptual flowering model. HortTechnology 10: 733-739.
  • Davenport, T. L. 2007. Reproductive physiology of mango. Braz. J. Plant Physiol. 19: 363-376.
  • De Wit, P., M. H. Pespeni, J. T. Ladner, D. J. Barshis, F. Seneca, H. Jaris, N. O. Therkildsen, M. Morikawa, and S. R. Palumbi 2012. The simple fool's guide to population genomics via RNA-Seq: an introduction to high-throughput sequencing data analysis. Mol. Ecol. Resour. 12: 1058-1067.
  • 文室政彦 2011. ポット栽培におけるマンゴー‘愛紅'の収量および果実品質に及ぼす葉果比の影響. 園学研 10: 383-388.
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