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J-GLOBAL ID：202102281533091772   整理番号：21A3134374

水中での電気パルス放電を利用したリチウムイオン電池の正極活物質層の分離過程観察

Observation of Separation Process of Positive Electrode Active Material of Lithium-ion Battery using Electrical Pulse Discharge in Water

著者 (6件)： 照屋海人 (早稲田大) ,  LIM Soowon (早稲田大) ,  小板丈敏 (早稲田大) ,  浪平隆男 (熊本大) ,  所千晴 (早稲田大) ,  所千晴 (東大)
資料名： 資源・素材(Web)  (資源・素材講演集(Web))
巻： 2021  ページ： ROMBUNNO.1K0601-08-03 (WEB ONLY)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U0985A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・リチウムイオン電池(LiB)のリサイクルプロセス最適化のために,正極の活物質層の分離と回収を目的とし,水中での電気パルス放電を利用して・LiBの正極活物質層の分離過程を観察。
・LiB正極の分離では,経済的に価値の高い元素を含む活物質層の分離が重要で,分離過程において忌避成分であるAlのこれらの回収元素への混入を低く抑え込むことが必要。
・計算で求めた充電エネルギーを使用してAl箔と活物質層を分離し,回収物を粒径8.00mmで分級することで,元試料の91.8%の活物質が回収され,回収物へのAlの混入率は2.6%。
・ジュール熱によって活物質層の接着剤が失活し,衝撃波の伝搬および水蒸気気泡の膨張によりLiB正極に力学的な応力が作用し,Al箔から活物質層が分離されたと推論。

シソーラス用語： *電極材料 ,  *リチウムイオン電池 ,  *パルス放電 ,  金属箔 ,  *アルミニウム ,  衝撃波 ,  不活性化 ,  *リサイクル ,  *カソード ,  *分離 ,  *混合 ,  アルミ箔 ,  活物質 ,  *利用 ,  *再利用
準シソーラス用語： 電極活物質 ,  波伝搬

分類 (2件)： 二次電池  (YB04030K) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (8件)：

• Richa, K., Babbitt, C.W., Gaustad, G., Wang, X.:Resources, Conservation and Recycling 83(2014), 63-76.
• Granata, G., Moscardini, E., Pagnanelli, F., Trabucco, F., Toro, L.:Journal of Power Sources 206(2012), 393-401.
• Wang, Y., An, N., Wen, L., Wang, L., Jiang, X., Hou, F., Yin, Y., Liang, J.:Journal of Energy Chemistry (2020).
• Wang, X., Gaustad, G., Babbitt, C.W.:Waste Management 51(2016), 204-213.
• Ma, Y., Tang, J., Wanaldi, R., Zhou, X., Wang, H., Zhou, C., Yang, J.:Journal of Hazardous Materials 402(2021) 123491.

タイトルに関連する用語 (7件)： 水中 ,  電気パルス ,  放電 ,  リチウムイオン電池 ,  正極活物質 ,  過程 ,  観察