文献

J-GLOBAL ID：202102283574027843   整理番号：21A0423503

人工衛星による高精度観測のための構造安定化技術

Thermally Stable Structure for High-Resolution Observation Satellites

著者 (1件)： 水谷忠均 (国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 86  号： 12  ページ： 934-937(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,観測衛星の高安定構造設計で必要となる基盤技術についてJAXA研究開発部門で実施している技術開発の内容を概説。
・人工衛星は「荷重・圧力に耐え,剛性と安定性の要求を満たし,他のコンポーネントを支持・収容する機能を持つように設計されたハードウェア」と定義されることを紹介。
・「剛性」に対する要求,高精度観測のための「構造安定化」の要求および課題解決のアプローチとして外乱要因である熱変形への対処法について説明。
・構造安定化に関わる研究開発例として,構造の精密計測を可能にする環境構築を紹介し,更には先進的な計測技術として材料の高精度熱膨張係数計測と構造の微小変位計測技術を紹介。

シソーラス用語： *人工衛星 ,  気象観測 ,  *安定性 ,  熱変形 ,  研究開発 ,  事例研究 ,  構造解析 ,  熱膨張係数 ,  変位測定 ,  熱安定性 ,  *構造設計
準シソーラス用語： 計測技術 ,  構造安定性 ,  高精度化 ,  *測定環境 ,  微小変位

著者キーワード (4件)： space structure ,  thermal stability ,  test environment ,  measurement technologies

分類 (1件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (6件)：

• 1) 宇宙航空研究開発機構:構造設計標準,JERG-2-320A, (2011) 5.
• 2) 三菱重工業株式会社:H-IIA User's Manual, YET04001, Ver 4.0,(2015)103.
• 3) 水谷忠均,神谷友裕,北本和也,安田進,清水隆三:高安定構造体の評価技術研究,第60回構造強度に関する講演会講演集,(2018)JSASS-2018-3094.
• 4) 神谷友裕,清水隆三:高精度熱ひずみ評価試験設備の開発:宇宙航空研究開発機構研究開発資料,JAXA-RM-16-004,(2017).
• 5) 田中真,杉谷悟,山田剛史,神谷友裕,梶川隆史,北本和也,水谷忠均:精密空調技術を用いた高安定光学試験環境の開発,第62回宇宙科学技術連合講演会講演集,(2018)JSASS-2018-4810.

タイトルに関連する用語 (3件)： 人工衛星 ,  観測 ,  安定化