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J-GLOBAL ID:202102283842933409   整理番号:21A0777455

ジクロフェナックは酸化ストレスを増強することにより肝細胞癌のソラフェニブベース治療を増強する【JST・京大機械翻訳】

Diclofenac Potentiates Sorafenib-Based Treatments of Hepatocellular Carcinoma by Enhancing Oxidative Stress
著者 (5件):
資料名:
巻: 11  号: 10  ページ: 1453  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7153A  ISSN: 2072-6694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ソラフェニブは,原発性肝癌の最も高頻度の形を構成し,主要な世界的な健康負担である肝細胞癌の進行性型のための初めて開発された全身治療である。統計的に有意ではあるが,生存期間中央値に対するソラフェニブの陽性効果は中程度であり,新しい治療法を開発する必要性を強調した。本報告では,ソラフェニブ抗癌効果の強力な触媒として,非ステロイド系抗炎症薬であるジクロフェナクを紹介した。3つの異なる肝細胞癌細胞(Huh-7,HepG2,およびPLC-PRF-5)のソラフェニブ(5M,24時間)およびジクロフェナク(100M,24時間)による処理は,ソラフェニブまたはジクロフェナク単独と比較して,癌細胞死を有意に増加させた。N-アセチル-システインとアスコルビン酸を含む抗酸化化合物は,ジクロフェナク/ソラフェニブ共療法の有害な影響を逆転させ,酸化ストレスの毒性レベルの生成が細胞死の原因であることを示唆した。従って,ジクロフェナクはミトコンドリア酸素反応性種の産生を増加させたが,ソラフェニブはグルタチオン濃度を低下させた。さらに,ソラフェニブまたはジクロフェナク単独と比較して,ソラフェニブ/ジクロフェナック共療法後の腫瘍異種移植を有するマウスにおいて,腫瘍負荷が有意に減少したことを示した。まとめると,これらの結果は,肝細胞癌におけるソラフェニブ/ジクロフェナク共療法の抗癌効果を強調する。さらに,酸化ストレスを増加させる化合物とソラフェニブの併用は,肝細胞癌における貴重な治療戦略である。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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消化器の腫よう  ,  腫ようの薬物療法 
物質索引 (4件):
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引用文献 (44件):
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  • Wong, M.C.; Jiang, J.Y.; Goggins, W.B.; Liang, M.; Fang, Y.; Fung, F.D.; Leung, C.; Wang, H.H.; Wong, G.L.; Wong, V.W.; et al. International incidence and mortality trends of liver cancer: A global profile. Sci. Rep. 2017, 7, 45846.
  • Wilhelm, S.; Carter, C.; Lynch, M.; Lowinger, T.; Dumas, J.; Smith, R.A.; Schwartz, B.; Simantov, R.; Kelley, S. Discovery and development of sorafenib: A multikinase inhibitor for treating cancer. Nat. Rev. Drug Discov. 2006, 5, 835-844.
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  • Coriat, R.; Nicco, C.; Chereau, C.; Mir, O.; Alexandre, J.; Ropert, S.; Weill, B.; Chaussade, S.; Goldwasser, F.; Batteux, F. Sorafenib-induced hepatocellular carcinoma cell death depends on reactive oxygen species production in vitro and in vivo. Mol. Cancer Ther. 2012, 11, 2284-2293.
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