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J-GLOBAL ID:202102285734110358   整理番号:21A0159478

パーキンソン病のロテノン誘発ラットモデルの脳におけるDHA補給の有益な効果に対するチトクロームP450と可溶性エポキシドヒドロラーゼによって産生されるDHAジオール(19,20-DHDP)の寄与【JST・京大機械翻訳】

Contribution of DHA diols (19,20-DHDP) produced by cytochrome P450s and soluble epoxide hydrolase to the beneficial effects of DHA supplementation in the brains of rotenone-induced rat models of Parkinson’s disease
著者 (7件):
資料名:
巻: 1866  号:ページ: Null  発行年: 2021年 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ドコサヘキサエン酸(DHA)はパーキンソン病において神経保護効果を持つことが示されているが,その根底にあるメカニズムは完全には解明されていない。DHAは,チトクロームP450(P450s)によってDHAエポキシド(EDPs)と水酸化物に代謝され,EDPsは可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)によって対応するジオール,ジヒドロキシドコサペンタエン酸(DHDP)にさらにヒドロキシル化される。本研究では,Parkinson病のロテノン誘発ラットモデルに対するDHA補給の有益な効果におけるこれらのDHA代謝産物の役割を調べた。LC-MSによる代謝産物分析は,CYP2A1,2C13,2C23,および2E1がEDPsの形成に寄与し,これらのP450とsEHがラット脳で発現することを明らかにした。ラットにおけるDHA補給はロテノンにより誘導される運動機能障害を改善することを見出した。さらに,DHAはチロシンヒドロキシラーゼの減少および線条体におけるロテノンによる脂質過酸化の増加を逆転させた。DHA補給はまた,sod1およびカタラーゼのような抗酸化遺伝子のmRNA発現および線条体におけるNrf2蛋白質発現を誘導した。しかし,DHA補給のこれらの効果は,sEH阻害剤TPPUとの同時補給によって排除された。DHAの添加はラット脳における19,20-DHDPの量を増加させたが,EDPsの量は有意に増加しなかった。さらに,TPPUは脳におけるDHDPの増加とEDPsの増加を抑制した。PC12細胞において,19,20-DHDPはNrf2誘導とともにsod1とカタラーゼのmRNAレベルを増加させた。この研究は,P450sとsEHにより生成するDHA代謝物-DHDPがロテノンが誘導するParkinson病を改善する際に重要な役割をすることを示す。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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代謝一般  ,  酵素生理  ,  脂質の代謝と栄養  ,  抗てんかん薬・抗けいれん薬の基礎研究 
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