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J-GLOBAL ID：202102290997845866   整理番号：21A0426775

環境DNA分析を用いた高知県四万十川と島根県高津川のアユの降下・産卵期の比較~河川水温との関係性を中心に~

A COMPARISON OF Plecoglossus altivelis SPAWNING SEASON IN SHIMANTO RIVER AND TAKATSU RIVER USING ENVIRONMENTAL DNA-THE EFFECT OF WATER TEMPERATURE-

著者 (5件)： 乾隆帝 (福岡工大 社会環境) ,  赤松良久 (山口大 大学院創成科学研究科) ,  岡田将治 (高知工高専) ,  河野誉仁 (山口大 大学院創成科学研究科) ,  中尾遼平 (山口大 大学院創成科学研究科)
資料名： 河川技術論文集  (Advances in River Engineering)
巻： 26 (CD-ROM)  ページ： 343-348  発行年： 2020年 
JST資料番号： F1844A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川における最も重要な漁業対象種であるPlecoglossus alivelis個体数は,減少している。以前の研究は,環境DNA(eDNA)がP.altilisの産卵場をモニターするために使用できることを示した。本研究では,産卵期と産卵時間の違い,水温と産卵季節の関係,産卵期中の産卵場の変化を同定するために,四万十川と高津川におけるeDNAをサンプリングした。結果は,12月の水温のため,産卵期が高津川よりも四万十川で長いことを示した。さらに,主な産卵場は,両河川において産卵期中に変化し,産卵時間も異なる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  島根県 ,  高知県 ,  *アユ ,  生物移動 ,  *産卵期 ,  *水温 ,  生息場所 ,  季節的変動
準シソーラス用語： DNA分析 ,  河川降下 ,  *河川水温 ,  環境DNA ,  高津川 ,  産卵場 ,  四万十川 ,  時間帯

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (12件)：

• 農林水産省統計部:全国年次別・魚種別生産量(平成16年~26年),平成26年漁業・養殖業生産統計,2016.
• 高橋勇夫:天然アユが育つ川,築地書館,2009.
• 高橋勇夫, 東健作: 天然アユの本, 築地書館, 2016.
• 河野誉仁,赤松良久,後藤益滋,乾隆帝:環境DNAを用いたアユの定量化と降下状況モニタリングの試み,河川技術論文集,第23巻,pp.669-674,2017.
• 乾 隆帝,高橋勇夫,後藤益滋,赤松良久,河口洋一:高知県奈半利川におけるアユ人工産卵場の利用状況モニタリング ~潜水目視調査と環境DNA分析の比較を中心に~,河川技術論文集,第24巻,pp. 333-338,2018.

タイトルに関連する用語 (10件)： 環境DNA ,  分析 ,  高知 ,  四万十川 ,  島根 ,  アユ ,  降下 ,  産卵期 ,  河川水温 ,  関係性