特許
J-GLOBAL ID:202103005376377221
抗アメーバ剤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人 安富国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-130582
公開番号(公開出願番号):特開2021-015232
出願日: 2019年07月12日
公開日(公表日): 2021年02月12日
要約:
【課題】従来の抗アメーバ剤よりも高い抗アメーバ作用を示す抗アメーバ剤を提供する。【解決手段】カチオン性基含有共重合体を含む抗アメーバ剤であって、カチオン性基含有共重合体は、カチオン性基含有単量体A由来の構造単位と単量体B由来の構造単位を有し、該カチオン性基含有単量体A由来の構造単位の割合が、全構造単位100質量%に対して36〜99.9質量%であり、該単量体Bは、単独重合体の溶解性パラメータが10以下である単量体B1、並びに、カルボキシル基、水酸基及びエーテル基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する単量体B2、から選択される1種以上の単量体であり、該カチオン性基含有共重合体の重量平均分子量が4000〜100万であり、抗アメーバ剤に含まれる該カチオン性基含有共重合体の割合が抗アメーバ剤100質量%に対して10〜100質量%である。【選択図】なし
請求項(抜粋):
カチオン性基含有共重合体を含む抗アメーバ剤であって
該抗アメーバ能は、下記の方法により測定される、カチオン性基含有共重合体とアメーバとの接触60分後の抗アメーバ能が1.3以上、かつ、接触180分後の抗アメーバ能が2.0以上であり、
該カチオン性基含有共重合体は、カチオン性基含有単量体(A)由来の構造単位(a)と単量体(B)由来の構造単位(b)を有し、該カチオン性基含有単量体(A)由来の構造単位(a)の割合が、全構造単位100質量%に対して36〜99.9質量%であり、該単量体(B)は、単独重合体の溶解性パラメータが10以下である単量体(B1)、並びに、カルボキシル基、水酸基及びエーテル基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する単量体(B2)、から選択される1種以上の単量体であり、該カチオン性基含有共重合体の重量平均分子量が4000〜100万であり、抗アメーバ剤に含まれる該カチオン性基含有共重合体の割合が抗アメーバ剤100質量%に対して10〜100質量%であることを特徴とする抗アメーバ剤。
<抗アメーバ能の測定>
1)アメーバ懸濁液(約5.0×104 cells/ml)を調製し、この生細胞数をαとする。
2)5.0mlチューブにカチオン性基含有共重合体の20%水溶液1mlとアメーバ懸濁液1mlを接触させる。
3)30°Cで静置し、接触60分後、及び、180分後にサンプリングを行い、Hanks’ Balanced Salt Solution(invitrogen)100μl、0.4%Trypan Blue Stain(invitrogen)400μlが入った1.5mlエッペンにサンプリング溶液を500μl加え、5分間染色させる。
4)この溶液を滅菌水にてさらに5倍希釈して、プランクトン計数板に300μl流し込み、5分間放置する。
5)光学顕微鏡を用いて無染色の生細胞数を算出し、この生細胞数をβとする。
6)下記式(1)により抗アメーバ能を算出する。
抗アメーバ能=2-log[(β/α)×100](1)
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (2件):
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