特許
J-GLOBAL ID:202103012454070150

ペプチド環化およびプロテアーゼ処理のための方法および組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 小野 新次郎 ,  山本 修 ,  宮前 徹 ,  中西 基晴
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-555212
特許番号:特許第6824903号
出願日: 2016年04月22日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ペプチドマイクロアレイの作製方法であって、 前記ペプチドマイクロアレイが: (a)式Iの少なくとも1つの環状ペプチドを含む、環状ペプチドの少なくとも1つのサブアレイ [式中: R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、独立して、天然アミノ酸側鎖または非天然アミノ酸側鎖であり; R5およびR6はそれぞれ、独立して、水素またはN末端キャッピング基であり; R7はそれぞれ、独立して、-OHまたはC末端キャッピング基であり; Qは、カルボニルであり; XおよびYはそれぞれ、独立して、結合、Zに共有結合した天然アミノ酸側鎖、およびZに共有結合した非天然アミノ酸側鎖からなる群から選択され; Zは、アミド結合であり; L’およびL”はそれぞれ、独立して、任意選択的な二価連結基または結合であり; mは、0から6までの整数であり; nは、0から6までの整数であり; pは、1から20までの整数であり; qは、0または1であり; rは、1であり; tは、0から100までの整数であり; uは、0または1であり; *は、その少なくとも1つの環状ペプチドを、反応性表面を有する固体支持体に結合させる結合点である];ならびに、 (b)式IIaの少なくとも1つの直鎖状ペプチドを含む、直鎖状ペプチドの少なくとも1つのサブアレイ [式中: R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、Q、L’、L”、m、n、p、q、r、t、u、および*は、式Iについて定めたものであり、X’、Y’、Z’、およびZ”は、後述の式IIについて定めたものである]; を含むものであり、 前記方法が: (i)式IIの官能化ペプチド: [式中: R1、R2、R3、R4、R5、R6、Q、L’、L”、m、n、p、q、r、t、u、および*は、式Iについて定めたものであり; R7はそれぞれ、独立して、-OH、C末端キャッピング基、および からなる群から選択され; R8はそれぞれ、独立して、天然アミノ酸側鎖または非天然アミノ酸側鎖であり; R9はそれぞれ、独立して、-OHまたはC末端キャッピング基であり; X’はそれぞれ、独立して、結合、Z”に共有結合した天然アミノ酸側鎖、およびZ”に共有結合した非天然アミノ酸側鎖からなる群から選択され; Y’はそれぞれ、独立して、結合、Z’に共有結合した天然アミノ酸側鎖、およびZ’に共有結合した非天然アミノ酸側鎖からなる群から選択され; Z’およびZ”はそれぞれ、独立して、結合、-OH、水素、チオール、アミン、カルボン酸、アミド、アルキン、アジド、場合により置換されたアミノフェノール、天然アミノ酸側鎖、非天然アミノ酸側鎖、N末端保護基、およびC末端保護基からなる群から選択され、ただし、Z’およびZ”は結合してZを形成する相補基であり; bは、0から50までの整数であり; ***は、官能化ペプチドの残部への結合点である]を、Zが形成される条件下で反応させること、ならびに、環化されなかった直鎖状ペプチドが混在した、環状ペプチドの少なくとも1つのサブアレイ内で式Iの少なくとも1つの環状ペプチドを生成させること; (ii)ターゲットタンパク質を含む目的のターゲットと共に、ペプチドマイクロアレイをインキュベートすること; (iii)環状ペプチドの少なくとも1つのサブアレイおよび直鎖状ペプチドの少なくとも1つのサブアレイのペプチドの、ターゲットタンパク質との結合特性を測定して、同じアミノ酸配列の直鎖状ペプチドと環状ペプチドとの差を測定すること;ならびに、 (iv)環化されなかったペプチド、または対応する直鎖状ペプチドを超えるコンフォメーション優先性がないペプチドを特定すること; を含み、 ここで、式Iの少なくとも1つの環状ペプチドおよび式IIaの少なくとも1つの直鎖状ペプチドは、反応性表面に固定化されており、 式IIの少なくとも1つの官能化ペプチドと、式IIaの少なくとも1つの直鎖状ペプチドは、構造的に同一のものである、 前記方法。
IPC (2件):
C40B 40/10 ( 200 6.01) ,  C07K 7/50 ( 200 6.01)
FI (2件):
C40B 40/10 ZNA ,  C07K 7/50
引用文献:
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