特許
J-GLOBAL ID：202103018867617563
寒冷地の軟弱地盤における構造物の施工方法
出願人/特許権者：
国立大学法人京都大学
,
, 国立大学法人京都大学 について
錦城護謨株式会社
錦城護謨株式会社 について
代理人 (1件)： 特許業務法人翔和国際特許事務所
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2020-059807
公開番号（公開出願番号）：特開2021-156112
出願日： 2020年03月30日
公開日（公表日）： 2021年10月07日
要約：
【課題】寒冷地において、軟弱地盤を加温して圧密沈下の促進を図ると共に、圧密沈下が収束した後に形成される構築物に、積雪や凍害よる影響が及ぶのを回避できる施工方法を提供する。【解決手段】透水層敷設工程と、ドレーン材埋設工程と、循環流路形成工程と、載荷層盛土工程と、熱媒体供給手段設置工程とを含んでいる。熱媒体供給手段15から供給される熱媒体を循環流路材14を介して循環させ、軟弱地盤50を加温しながら圧密させて、載荷層13の天端部が設計高さとなるまで沈下したら、基礎地盤体10aにおける構造物が設けられる部分の熱媒体供給手段15を撤去する熱媒体供給手段撤去工程と、熱媒体供給手段15が撤去された部分の表層部分に、熱媒体流路材を、横方向に延設させて埋設する横方向流路設置工程と、熱媒体供給手段15が撤去された外周面領域の基礎地盤体10aの上に、構造物を形成する構造物形成工程とを実施する。【選択図】図1
請求項（抜粋）：
寒冷地において軟弱地盤の上に構造物を形成するための寒冷地の軟弱地盤における構造物の施工方法であって、
軟弱地盤を覆って透水層を敷設する透水層敷設工程と、複数のドレーン材を上下方向に延設させて軟弱地盤に埋設するドレーン材埋設工程と、併設される供給流路及び返送流路を有すると共に可撓性を備える複数の循環流路材を、上下方向に延設させて軟弱地盤に埋設することにより循環流路を形成する循環流路形成工程と、軟弱地盤の圧密沈下後に形成される構造物の基礎地盤体となる載荷層の盛土を行なう載荷層盛土工程と、盛土された載荷層の外周面部分に、埋設された各々の前記循環流路材に加熱された熱媒体を供給する熱媒体供給手段を設置する熱媒体供給手段設置工程とを含んで構成されており、
前記熱媒体供給手段から供給される前記熱媒体を各々の前記循環流路材を介して循環させることにより、軟弱地盤を加温しながら圧密させて、基礎地盤体となる載荷層が沈下したら、
さらに、形成された基礎地盤体における構造物が設けられる部分の外周面領域の前記熱媒体供給手段を撤去する熱媒体供給手段撤去工程と、前記熱媒体供給手段が撤去された構造物が設けられる部分の外周面領域の基礎地盤体の表層部分に、熱媒体流路材を、横方向に延設させて埋設する横方向流路設置工程と、前記熱媒体供給手段が撤去された外周面領域の基礎地盤体の上に、構造物を形成する構造物形成工程とを含んでおり、
形成された構造物の供用開始後に、前記熱媒体供給手段撤去工程で撤去されなかった前記熱媒体供給手段から供給される加熱された熱媒体を、前記循環流路材を介して循環させることで、地中に蓄熱し、蓄熱された熱を、前記熱媒体供給手段が撤去された外周面領域の基礎地盤体の表層部分に、基礎地盤体の下方の地中に設けられた地中熱回収手段及び前記熱媒体流路材に熱媒体を循環させることによって、取り出し可能とする寒冷地の軟弱地盤における構造物の施工方法。
IPC (2件)：
FI (2件)：
Fターム (6件)：
引用特許：
出願人引用 (4件)
-
寒冷地における軟弱地盤の改良工法
公報種別：公開公報 出願番号：特願平10-329529 出願人：丸山工業株式会社, 株式会社間組, 梶谷エンジニア株式会社 -
軟弱地盤の圧密促進工法
公報種別：公開公報 出願番号：特願平7-275435 出願人：若築建設株式会社 -
加温式地盤改良工法
公報種別：公開公報 出願番号：特願平3-209795 出願人：清水建設株式会社
Copyright (c) 2009 Japan Science and Technology Agency. All Rights Reserved