研課題
J-GLOBAL ID:202104009205545460  研究課題コード:09150118

短期気候変動励起源地域における海陸観測網最適化と高精度降雨予測

体系的課題番号:JPMJSA0904
実施期間:2009 - 2013
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 地球環境変動領域, 上席研究員 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSA0904
研究概要:
地球規模の大気循環の「心臓」インドネシアの海と雨に「聴診器」をあてる! インドネシアの島々は、太平洋からインド洋へ向かう高温の海流をせき止めて活発な雲を発生させ、大気を全地球に循環させる心臓の役割を果たす。このインドネシアの海と雨雲の変動が引き金となり、世界各地の気候・気象に様々な異常が起きる可能性がある。そこで、言わば聴診器にあたるインドネシアの海と雨の観測能力を飛躍的に発展させ、全地球の気候予測精度を高める。同時にインドネシア国内に観測・予測成果を還元し、洪水・渇水等の被害軽減や、気候に適応した社会基盤と産業育成のための政策立案等にも貢献する。 陸・海両方の観測最適化で日イ両国を地球規模気候変動から守る! 雨雲を監視するレーダーの応用や、海上気象や海水温を計測するブイの開発等、海陸両面の観測網整備と技術移転を進めてきた。全地球の気候変動の鍵を握るインドネシア域の観測網を最適化し、2013年1月のジャカルタ洪水の気象学的原因を解明するなど、常時数万以上の日本の企業人や観光客の安全と、気候変動研究におけるインドネシアの地位向上に貢献しつつある。
研究制度:
上位研究課題: 環境・エネルギー(気候変動)
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

前のページに戻る