研課題
J-GLOBAL ID:202104015696422240
研究課題コード:11102016
バイオ燃料混合ガソリン中のバイオ炭素比率の簡便な決定法 - 炭素排出権取引普及に向けた技術基盤の確立 -
実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, その他部局等, 研究員 )
研究概要:
液体シンチレーションカウンタ(LSC)を用いて、バイオエタノール混合ガソリン(E3、E10、およびE25)のバイオエタノール濃度の定量を目標とした。LSC計測は色の妨害を受けるため、その影響の抑制が定量の鍵である。ガソリンの着色料を通常の赤から青に変更するとLSC計測に対する色の妨害が大幅に減少し、ガソリンをそのままLSCで計測してもバイオエタノール濃度を定量できることを明らかにした。また、活性白土で赤色着色剤を吸着・除去し、色の影響を消去することに成功した。バイオエタノール濃度の低いガソリン(例えばE3)に対しては、バイオエタノールを水で抽出して濃縮・脱色する方法が有用である一方、E10以上では水相への色素の移行が避けられないことがわかった。研究者らが独自に開発した簡易LSC装置は色による計測妨害を受けやすく、その活用のためにはサンプルの完全脱色が望ましいと結論した。
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