研課題
J-GLOBAL ID:202104019522553317  研究課題コード:10102401

ソフトマターの固体NMR測定を可能にする真空密閉型試料管

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , その他部局等, 研究員 )
研究概要:
本研究により、直径4mmのMAS試料管において、秒速2万回転の高速回転に耐え、24時間以上の長時間に亘って安定に動作する、液状物質を試料として用いて液漏れしない試料管を開発することができた。これにより、本研究開発の目標であった、液状試料の固体高分解能NMR測定が可能になる固体NMR用試料管(MAS試料管)の基本技術を確立することができた。開発した試料管は、高粘度樹脂試料ばかりでなく吸湿性が大きく取扱いが困難であったイオン液体におけるBr核の測定等にも応用され、これらの試料でMAS測定が有効なことが実証された。これにより、ソフトマターをはじめとする、液状試料のMASによるNMR測定が可能となった。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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