研課題
J-GLOBAL ID:202104021335288000  研究課題コード:13412035

非コヒーレント光型非線形吸収材料を用いた偽造防止媒体の開発

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院理工学研究科(工学系), 助教 )
研究概要:
有機物の長寿命三重項励起子の蓄積を利用して、0.03 mW/cm2以下で70%以上、10 mW/cm2以上では反射率が15%以下に減少する反射媒体の構築を目指した。芳香族の環状共役構造を拡張することで、三重項励起子の寿命が1秒から10秒以上に増加し、従来の1/5の10-1 mW/cm2以下の低パワーでの非線形吸収機能を得ることに成功した。高光強度域では三重項三重項消滅が生じ、大きな非線形吸収機能を得ることができないという課題が明確になった。このため、媒体の反射率は光強度の増加とともに70%から減少はするが、10 mW/cm2の光強度域では46%に留まり、開発当初のものと同等の性能にとどまった。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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