抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】Coronavirus病-2019(COVID-19)症状は,無症候性,中等度から重度の症状までの範囲であり,全体の全体的症例致死率2~7%をもたらす。各バリアントは,その課題があり,いくつかの変異体は,他のものより重度であり,重度のCOVID-19の危険因子は,まだ調査中である。この状況において,宿主の遺伝的素因もまた,調査する重要な因子である。本研究では,以前に高高度肺水腫(HAPE)に関与する宿主EGLN1遺伝子のSNP rs479200の宿主遺伝子型を調べ,その一部は低酸素のような症状が重度のCOVID-19と重なる。【方法】インフォームドコンセントの後,158のRT-PCRは,COVID-19患者(2020年6月~2021年6月)を本研究に登録した。それらの臨床症状に基づいて,疾患重症度を臨床チームによって分類した。血液サンプルを採取し,宿主EGLN1遺伝子のSNP rs479200の異なる遺伝子型を推論するために,DNAを血餅から抽出した。SNP rs479200(C>T)のPCR-RFLP解析を367bpのアンプリコンサイズで行った。種々の遺伝子型(TT,TC及びCC)を制限酵素BsrGIに対する制限部位(T/GTACA)の存在/不在に基づいて帰属した。対立遺伝子頻度,Hardy-Weinberg平衡(HWE)および多項ロジスティック回帰を,統計的ツールSPSSバージョン23(IBM)を用いて実行した。所見は,重度のCOVID-19カテゴリーが,平均年齢が49.7{+/-}17.9と54.3{+/-}15.7である,無症候性と中等度のカテゴリーと比較して,平均年齢(34.9{+/-}15.6)の比較的若い患者から成ることを観察した。男性と高いヘテロ接合性(TC)の優勢が臨床カテゴリーにわたって観察された。特に,C対立遺伝子の頻度(0.644)は,重度のCOVID-19患者でT対立遺伝子(0.366)より2倍高かったが,対立遺伝子頻度は,COVID-19患者の無症候性および中等度のカテゴリーで同様であった。多項ロジスティック回帰は,臨床重症度の増加を伴う遺伝子型の関連性を示した。COVID-19の重症カテゴリーにおける遺伝子型CCに対するオッズ比(調整OR-11.414(2.564-50.812))および(未調整OR-6.214(1.84-20.99))。興味深いことに,TC遺伝子型は重症転帰(未調整OR-5.816(1.489-22.709))と正相関し,重度の転帰のリスクを与えるC対立遺伝子の会合を示した。結論:研究は,EGLN1遺伝子のSNP(rs479200)のC対立遺伝子の存在が,COVID-19患者における重症度と関連するという強い証拠を提供する。したがって,C対立遺伝子の存在は,COVID-19重症度の危険因子である可能性がある。この研究は,EGLN1(rs479200)遺伝子型試験を含むリスク評価に向けた新しい道を開き,重要な治療に優先される可能性のあるC対立遺伝子の患者を同定する。【JST・京大機械翻訳】