抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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乱流ダイナモは乱流運動エネルギーを磁気エネルギーに変換する強力な機構である。乱流による磁場増幅に関する重要な疑問は,どのスケール,k_p,が磁場を最も集中させるかである。k_pが粘性スケール,k_ν(乱流運動エネルギー散逸),または抵抗スケール,k_η(磁場が散逸する)によって制御されているかどうかについて,いくつかの不一致があった。ここでは,乱流ダイナモの運動学相における特性尺度を測定するために,磁気流体力学乱流の直接数値シミュレーションを用いた。10≦Re≦3600の流体力学的Reynolds数および270≦Rm≦4000の磁気Reynolds数で104シミュレーションを行い,k_νおよびk_ηに対するk_pの依存性を調べた。速度論および磁気エネルギースペクトルに対する物理的に動機付けられたモデルを用い,得られたスケールが数値的に収束することを確認したk_ν,k_ηおよびk_pを測定した。全体の散逸スケール関係k_ν=(0.025+0.005-0.006)k_turbRe ̄3/4とk_η=(0.88+0.21-0.23)k_νPm ̄1/2を決定し,ここでk_turbは乱流駆動波数であり,Pm=Rm/Reは磁気Prandtl数である。k_pの原理依存性はk_η上にあることを示した。Rersim100のプラズマでは,k_p=(1.2-0.2+0.2)k_ηが,磁気パワースペクトルのべき乗則ΔΔKazantev指数に関係する比例定数を持つことを見出した。本研究を通して,Re<100と比較して,Re>100のダイナモの基本特性における二分切断を見出した。ボナフィド乱流ダイナモ作用に対する最小臨界流体力学的Reynolds数Re_crit=100を報告した。【JST・京大機械翻訳】